自戦の検討と、将棋仲間との交遊録。twitterアカウントは、『@ike_rui』です。
千駄ヶ谷戦記
3連休の2日目。千駄ヶ谷の連盟道場を訪問し、対局。

1局目 ▲自分 1級×△相手 1級


戦型は、相手の四間飛車に、私の右四間穴熊。早々に銀をぶつけられ、交換となり、穴熊を乱される。
中盤のやり取りで飛車得となり、そのまま押し切って、勝ち

激指の棋譜解析結果は、下記の通り。
12231_20121223181752.jpg


2局目 ▲自分 1級×△相手 1級


戦型は、相手の矢倉に、私の陽動振り飛車。
石田流から駒をさばき、物量を活かし、勝ち

激指の棋譜解析結果は、下記の通り。
12232.jpg


今日は、2戦2勝。連勝を5に伸ばした。
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詩奏
 私は、将棋にも『流れ』という麻雀風な、憑きの要素が有ると信じている。指運と例えても良いかもしれない。
 手の広い場面で無くとも、アマチュアの棋力では、2択位でも簡単に悪い方を選んでしまう事が多い。
 読んで正解が出せないのであれば、そこには経験則や自分の好み(棋風というには大迎だ)で手を決めるしかない。コレは既に、勘の世界であり、成功すれば、「運が良かった」と思うのだ。
 その指運を養うには、前に指した手との関連性・一貫性を辿って、違う『流れ』に行かないように、手を選ぶことだと思っている。
 それも、<読み>だよと言われてしまえば、そうかも知れなが…。
 1局目を見ていこう。

 28手目。△2四歩。振り飛車らしくない 手。
 ▲2五桂を恐れての対応だろうが、それなら▲2五歩と突かれていないのに、△3三角と上がらなければ良いと思ってしまう。
右四間側から▲2五歩と突かれれば、攻めに歩が絡んで来るのだから、なお手に追えなくなる。折角、△4三銀型で待機しているのだから、何か方策は無かったのかなと、振り飛車党の同士としては、残念に思った。
 イメージとしては、▲4五歩△○○▲4四歩△同角▲5五銀(角交換は、居飛車が不利)に、△2六角(桂取り)があるので、仕掛けは全く怖くない。
 まぁ、△2四歩と△○○の2手をどう使うかという問題が残るが、△1二香▲7七角なら、△3五歩と仕掛けて、手にならないだろうか…?。
余り記すとイケ麺子との本番で、ネタばれするので、ヒントだけに止めて置くが、△2四歩は、感触の悪い手待ちというのは、間違いないだろう。

29手目。▲7七角。慧眼。
こういう、論理的な思考が良い。流石は最高学府だ。振り飛車としては、△4三銀型で仕掛けを待っているのだから、「それなら固めるヨ」というのが戦上手だ。

 39手目。▲7八金。普通の手≦疑問手。
 私は、「割り銀」をそんなに気にしない達だが、本に書いてある手を鵜呑みにするのは気に掛かる。
 本局は、△2四角の筋が無いので、▲6八金寄と固めた方が隙が無かった。若しくは、△8五銀に▲4五歩とトリガーを引く積もりなら、▲8八銀で、『来い!』と指した方が、穴熊らしいのでは無いかと感じた。

 47手目。▲5五角。イケ麺子の勝負勘。
 ここの善悪は、ほぼ結果論。以前あった類似の局面でも、イケ麺子は、1回<王手>を掛けていた。
 ただ、私なら、予定どおり▲8八角と辛抱する。その意味での▲7八金だったはずなので、流れに竿を指したくない。
 先に指摘しておいた、▲8八銀なら▲4四角と景気よく往くのだが、居飛穴側も王手のラインが全開では、角を王手で先着されるから無理。
 次に▲4四歩の取り込みは嫌だからといって、△4五歩は乱暴で、▲同飛以下の大駒総交換は、振り飛車が不味い。この場合、先手は自分からは意地でも▲3三角成とは指さない事。相手から取らせて、△8八同銀と固める手順を構築するのが、▲8八角の思想だ。
 だから、後手も△6六歩と角筋を止める位だろうが、▲同歩と待たれると、▲3五歩は、△4六飛位で、攻撃は難しそうだ。
 しかし、何か攻めないと、シンプルに▲4四歩~▲4三銀で終了してしまうので、後手が大変そうに見える。

 49手目。▲8八銀。ビビった手。
 私も、▲4四歩と勝負したい。△5四歩▲6四角△4五歩の王手が怖いが、ここを読まなければ、将棋の醍醐味は解らない。
 この王手に対して、▲8八銀打と入れておけば、イビ穴の面白い形勢と観る。理由の1は、自陣に離れ駒がなく、金銀3枚が連結した事。
 その2は、飛車角交換の準先手に成っている事。彼我の陣形を考えれば、飛車を取って、桂香を拾う手が早い。その3。▲4五飛ともう一つの巨砲の捌きも付いている事。
 それに本譜は、単に王手のラインを防ぐにしても、▲8八銀は薄いから面白くない。

 56手目。△4三同飛。敗着近い手。
 穴熊の遠さを考えれば、打撃戦に乗る手はなかった。▲4三金と辛抱して、局面を沈静化させれば、△7六金の力で、端を絡めたり、△7五桂(4筋で桂交換に成りそう)など、穴熊直撃の手も芽生えていたにの…勿体無い。

 61手目。▲7八同飛。次善手。
 勿論、読みが全てだが、自然に高い角を戴く本譜も悪くない。変化としては、本譜の△4三金で△6七金(飛車取り)▲7四飛△4三金(角を取り返す)が考えられるが、そこで▲7九歩と補強して、居飛穴が良し判断する。
 直ちに▲7六角と金・金取りに打っても先手が指せそうだが、私は臆病なので、悩んで、受けの手を選択しそうだ。この辺りは、諸兄の判断を仰ぎたい。
 しかし、イケ麺子の勘のとおり、▲7六馬と金を取りなながら、馬を助ける方が、なお良かった。▲7八飛と▲7六馬どちらを選んでも、飛車得ながら、馬を引く後者の方が、自陣は堅いし、△7八馬が当たりになっている分勝る。

 66手目。△5四角。方向違い。
 来た~!という場面で、△5四角の悪手が出た。そもそも、△9五歩を手抜く人に、△5四角の飛車取りは逃げてくれるはずもなく、甘々だ。
 ここは、勝負としては、飛車損なので負けだが、△5二角と頑張って、▲1一飛成△8五桂と端攻めの含みと上部に泳ぐ紛れで、ドウだったか…。研究なら、負けだが!。

 76手目。△6二銀。もう、ダメそうでも…。
 こういう場合は、早逃げしか望みが無い。△8二玉▲6一金△同銀▲同飛成△7一金で、通常は▲7二金△同金▲8一銀と必殺の寄せが在るが、本局は△5四角が効いているので、不可。ここまで読んでの△5四角とは、恐れ入りました。
 だから、筋悪の▲6一金ではなく、▲7四飛と手を戻す事になるのだろうが、△9六歩なら▲9四歩(今、手に入れた歩)。△8五銀なら、▲5四飛~▲6一金で、イケ麺子に良さが残っていると考える。

 以下、イケ麺子の怒涛の寄せが決まった。
 相手の方の角交換(52手目)が暴牌の感じだが、アノ局面では、討って出るしかなかった。とすれば、イケ麺子、優位の局面だったと言うことだ。
 事実、角交換から、▲4三歩は好感触な攻めだったが、対する△4三同飛が辛抱の足りない手で、決定打に成ってしまう。
 ここは、▲同金と我慢していれば△6二飛のような展望が開けているので、▲4三金型も、そんなに悪い形ではなかったのだ。
 この辺りは、対穴熊という事で、焦りが合ったのかもも知れない。勝又六段は、「穴熊を恐れてはイケ無い」と良くおっしゃる。
穴熊の堅さ、深さ、遠さは、見た目に確かに脅威だが、自分だって同じ手数を費やして駒組みを進めているのだから、何処か誇るべき点がある筈だ。
 本局でいうなら、△7三桂と△7六金だ。コレを生かさなければ、将棋を優位に運べない。仮に、ダメな組み合わせでも、ヤッて貰わなければ成らないのだ。
 それで負けたら、駒組みに工夫が足り無かったと諦めるしかない。コレもまた、広い意味での「手の流れ」なのだろうか。
2012/12/24(月) 09:24:48 | URL | 暢 志忘 #- [ 編集 ]
好調ですね。
お疲れさまです。
好調ですね。
年内初段目指してがんばってください!
2012/12/24(月) 10:23:16 | URL | たくちゃん #- [ 編集 ]
遥道
 イケ麺子は、案外、序盤巧者だ。本局で、2回目の陽動振り飛車だが、連勝と成った。
 本局で目を引いたのは、石田流に対する、△5七銀~△3一角。私は、密かに、石田流に対しては、△6四歩~△6七銀よりは、のこ「凧銀戦法」を押している。
ただ、囲いが矢倉風なので、どうかナと感じた。熱戦の2局目を辿ってみよう。

 27手目。▲5八金。豪胆な手。
 私などは、△6四銀の動向が気になって、▲7七桂~▲6五歩と銀を後退させる手を先行したいと考えてしまうが、玉の安定を考えるのが、イケ面流か。

 45手目。▲8六同角。無難な手。
 何も考えなければ、この1手と成ろう。でも、私的には、模様が良さそう(希望的観測か…)なので、もう少し良くしたいと、ガメりたくなってしまう。
 ▲8六同歩△9五歩▲8五歩△9六歩▲7九角△9七歩成▲8六飛△9八と▲8四歩△8五歩▲同飛△9三桂▲8七飛△9九と▲8三歩成△8五香▲8六歩△同香▲同飛△8五歩▲7六飛△8三飛は、僅かに振り飛車有利と考える。
 道のりが長いので、どこかに落とし穴があるかも知れないが、ポイントを取りに行きたい局面では有った。
 こう言っては、失礼だが、このクラスで、△8六歩~△5四銀の組み合わせを指せるのだから、相手も方も強い。

 46手目。△5四銀。【局面展望】
 この局面は、イケ麺子の手番でもあり、模様が良さそうだから、大事に行きたい(▲7四歩以外の手)気がするが、▲6六銀が捌きの邪魔をする離駒になっている。
 第一感、▲5六歩と突きたいが、△同歩▲5五歩△4五銀▲3六歩で、次の▲3七桂の銀獲りを見せても、△4三金と上がられて、銀は取れても△5六歩の拠点が残る上、△8四桂で、飛車が即詰みなので、全然イケていない。
 ▲3六歩と待っても(後の△3五桂を消す大きな手)△4五歩と衝かれて、居飛車に制空権を取られるなど、どうしても好転しないのだ。

 47手目。▲7四歩。事、ここに至っては…。
 互いに、離れ駒はあるが、先手としては、待てば、待つほど、決戦し難くくなる。ココガ、戦機だろう。

 49手目。▲7三歩成。絶妙と言いたいが…。
 △7七角成▲同飛△7六歩▲8二と△7七歩成で、「後手面白い」と記そうとしたが、歩切れで△7六歩が打てない。見事な利かしだ。
 しかし、冷静に考え直して、単に角を取る変化を追うと、▲8六同飛△同飛▲同歩に、△6七角は指す可能性があるが、コレに対して▲7三歩成は如何にも響きが無く、指さないのではないだろうか。
 ましてコレを、△7三同桂とは取らないだろう。こう考えるとこの手順は、偽りの手順にも思えてくるが…。ここは、本局の微妙な綾だった

 55手目。▲7二飛。着地失敗か…?。
 先の▲7三歩成を生かして、▲7四歩が将棋の筋と考えていたが、後手からの△7六角成~△6六馬~△5六歩の速度に着いてイケ無いのに驚いた。
 だから、イケ面流で表現すれば、『コレが正解』ということになる。

 56手目。△4三銀。一つの形だが…。
 先に記した馬で銀を取って、△5六歩の構図が頭にあれば、△4二金右と固める手だった。△5四銀は、離駒でも、先手の▲6六銀を拘束しているのに功が有る。

 58手目。△7六歩。もう、判らない。
 これしかないのなら、イケ麺子が優位に立っているはずだ。流石に、△5八歩と置く勇気は無い。

 69手目。▲3二金。早い。
 いつも述べるが、寄せの種駒は、簡単に精算してはダメ。筋は、▲5七角だろう。
▲3一角成を許すと詰むので、△4二銀打だろうから、そこで▲3二金△同玉▲4二角成△同銀引▲5三金と包囲網を狭めて行くのでは無いだろうか。

 71手目。▲4一金。百回に1度の好手と言いたいが…。
 ▲4三金は、△3一銀の感じで、千日手を嫌っての打開だが、△3一桂と受けられて…。

 72手目。△3一銀。悪手。
 金気を打ってくれるなら、安心して切れる。▲3一金△同玉を想定すれば、△2二玉が、下段に引き戻された勘定なので、終盤の1手損のようでマイナス材料だ。

 73手目。▲5三角。やっと打ってくれた。
 イケ麺子、大寄せに、寄せているが、飛角金と3枚の寄せなので、実はギリギリなのだ。
 この手をヤッて呉れれば、先の△3一桂(▲3一角の凌ぎ)でも、問題は無い。

 81手目。▲7二龍。佳手。
 ここは、一服で良い。角と金銀を交換して、攻め駒が4枚になったので、もう優勢だ。
 得意の金銀7枚の質量攻めが待ってるので、如何様にも寄るだろう。

 本局は、攻めに歩は効かない、桂香は拾っていないと言う特異な削り合と成ったが、角を好所に配置したイケ麺子に、一日の長が有った。

 しかし、56手目の△4三銀で△4二金右と指されると、イケ麺子は指し手に困っているかもしれない。
 何しろ△7六角成~△6六馬と銀を掠められる手が早いので、スピードが要求される。例えば、▲8四角は△6六馬を受けただけなので、金縛り状態だから不可として、▲5一角△7六角成▲5五銀△同銀▲7三角成という変化を考えていたが、先に銀損をするので絶対の自信はない。
 以下、△7七馬▲9一馬(龍で、馬取り)△9九馬なら、▲7七歩と馬の利きを遮断して、△5五銀に取りが掛かるから、準先手。コレなら、互角近い感触は持つが、どうだろうか。
 何にせよ、イケ麺子が▲7三飛成に、食指が動かなかったので安心した。



2012/12/24(月) 19:59:57 | URL | 暢 志忘 #- [ 編集 ]
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