自戦の検討と、将棋仲間との交遊録。twitterアカウントは、『@ike_rui』です。
千駄ヶ谷戦記
年内最後の営業日に、千駄ヶ谷の連盟道場を訪問し、対局。

1局目 ▲自分 1級×△相手 2級


戦型は、相手の石田流(△7七角型)に、私の居飛車銀冠。
相手の猛攻から「銀冠の小部屋」に逃げ込み、一瞬逆転し、勝機を作るも、
88手目の▲8二金が敗着(正解は▲8二銀)で、負け
投了図では、相手の持ち駒が飛金銀なので自玉は詰みだが、飛銀銀ならしのいでいた模様。

激指の棋譜解析結果は、下記の通り。
12301_20121230204841.jpg
スポンサーサイト
コメント
コメント
棋譜の将棋についてコメントします。

24手目の局面。

22手目の▲2五歩を生かすなら
ここで▲7七角と囲うのではなく、
▲4五歩と突っかけたい局面です。
▲4五歩には△4三銀ぐらいでしょうが、
▲4四歩で△同銀なら▲4五歩で△3三銀を強要して居飛車満足です。
△3三銀の形が相当ひどいです。
▲4四歩に△同角なら▲2四歩△同歩▲4四角△同銀に▲2三角で手になります。

本譜のように▲7七角と普通に囲うのでは
▲2五歩と△3四飛の交換で損をしていると思います。
▲2五歩型は何かの際に▲2六飛と受ける手はありますが、受けのみの意味しかなく、
△4四角のラインにも入るので▲2六飛は味が悪い手です。
以前から何度も指摘させて頂いてますが、
▲2五歩で持久戦になるなら、▲2五歩は
1手の価値がなく損だと思います。

63手目の局面。

ここまでは有利な局面もありましたが、残念ながら形勢を損ね、
この△4六角成で銀を取り返された局面では不利でしょう。
この馬が絶好の位置過ぎて、
厳密にいえば居飛車がもう勝てない将棋になっていると思います。
しかし、この後相手が間違えます。

79手目の局面。

完全な負け将棋だったのですが、
この△7九銀が本当なら相手の敗着になるはずの手でした。
△7九銀はいかにも指してしましそうな手ですが、正解は△7九金と王手を掛けない手でした。
これなら詰めろが解けないので確実に負けでした。
この△7九金は実戦に比較的よく出てくる寄せの手筋なので覚えて損はありません。

86手目の局面。

相手の△7九銀のおかげで勝てるチャンスだったのですが・・・
▲9三銀は馬の効きをうっかりしたのでしょう。
代わりに▲5五銀なら明快な勝ちでした。
銀は渡しても自玉は詰みません。

2012/12/31(月) 00:32:32 | URL | T #L95l6OL. [ 編集 ]
オーラス
 石田流対左美濃の戦型は、非常に分り易い駒組みで、イケ麺子御用達の感が強い。
 しかし、その手順は、「囲わんがための手順」で、書棚の棋書たちは『もっと、僕らを活用してくれヨ~』と嘆いているかもしれない。
 簡単に記せば、▲7八銀→▲7九玉→▲8六歩→▲7七角が細心の手順で、玉頭銀に対応すべしと解説されているはずだ。
 そして、△5四銀~△3三角を目視したら、▲5六歩と突いて、銀を牽制することだ。これは、出来ていたのだが…。

 40手目。▲4八飛。大問題の手。
 ▲2五歩~▲1六歩で、△3五歩なら▲2六飛と受ける気満々と観ていると▲4八飛…。研究では無いだろう。
 居飛車なのだから、▲2五歩と指す手を咎められる事はないだろうが、▲1六歩は自ら付いた手の筈。コレを、生かさないのは、奇異な感じがする。

 44手目。▲3六同歩。事、ここに至っては…の手。
 昔、升田・米長戦で、銀を取らずに▲4一飛成と相手の飛車の活用を、遅らせた手を思い出す。局面は、違うのだが、発想は同じだった。
 本譜の変化は、△3一歩▲3六歩△同飛▲4八龍となれば、先手がヤレそうだが…。この手順の是非はさて置き、▲4八飛の継続手ならこのくらいの展開は読んで欲しい。
 実は、▲4八飛~▲3六銀は、対石田流における『佐藤定跡』の応用というか、局面の違いに気が付かず、インパクトの大きさで記憶が引っかかっていた手を、模倣したのでは無いかと推測している。その定跡は、石田側が△1三角形だったのではないか!。

 46手目。▲3七銀。疑問手ながら…。
 こういう風に、自分だけ一方的に、銀を手放すのでは、「良くならない」としたものだが…。飛車の進入で、どのくらいの『おつり』が来るのか!?。

 56手目。▲4六銀。普通の手≒凡手。
 何も考えなければ、銀を交わすのは当然の一着。しかし、こういう、何気ない局面に、上達や勝負の綾と言うのが潜んでいるのかも知れない。
 少し捻れば、▲4三歩はある。△3七歩成▲4二歩成の変化は、「やや先手が面白い」と仮定しての話しだが。
 すると、▲4三歩△5一金引△2一龍で、△3七歩成と銀を取れば、▲4二歩成△同金▲6二銀△4一歩▲6一銀△同銀▲4三歩△4八と▲3七歩と飽くまでも飛車の性能で勝負して、先手が指せそうな気がする。この展開なら、先の▲3七銀が人柱に成っており、相手の手を遅らせているので『銀桂好感』だ。
 だから、△3七歩成では、△4一歩と更に自陣を固める手だろうが、それなら一旦は、銀を逃げておいて、先手が先行した手順と言えるかもしれないが、そもそも▲4三歩には、△4四飛と攻防に捌く手の感触が良いかもしれない。
 しかし、▲4二歩成△同飛▲同龍△同金▲4三歩△5二金寄なら、▲2二飛が▲4二歩成をみているので、これでも先手が「指せそう」だ。
 何と言っても、後手は取りに打った手で、銀を回収出来ていないのが辛い。考え様だが、▲4三歩で互角以上なら、相手の目指す展開を外したという意味で、こちらを選択するのが有力と考える。それは、「20分切れ負けでは、無理だよ」と怒られそうだが。

 57手目。△2八角。ちょっと嬉しい手だ。
 一応は、香取りだけが、影の狙いは△4二金打~△4六角成で、こう成れば後手が面白そうだから、何か対策を講じなければならないが、元々遊んでいる駒に、触ってくれるので、そんなに悪い気分では無い。
こういう場合は、①逆先(▲4五銀)。②躱わし(▲5五銀)。③手抜き(何か攻める)があるが、通常は番号の順に選択するところだが、イケ麺子は、③の分類ながら<相殺>が、好みのように思う。
 この斬り合いの手順を選択する場合、取り合った駒がもう一働きする展開なら、ベストの選択と考える。イメージ的には、▲4五角~▲3四角と飛車を取り、次に▲5二角成が残っていると言う手順だ。この角は、過剰投資の感じするが、△7四飛なら▲5五銀と取りを避けて、次の▲6五銀と飛車を狙う手もあるので、案外有力だったか…。
私は、①▲4五銀を中心に読んでいたが、△3五飛▲1七角△同角成▲同桂(△2五飛の防ぎ)△5一金引なら、▲4四飛成の完封で面白いが、△3三桂の軽手があり、居飛車が不味いと気が付いた。
 結論としては、難しいが、②の▲5五銀もあったと言う事で、お許し願おう。

 60手目。▲5一同竜。この手の方が唐突だ!!。
 相手の脅かしに、ビックリして龍を斬ってしまったんですか?という感じ。しかし、この暴牌が、後に以外な寄せを創ったのだが…。

 64手目。▲3一飛。単飛車。
 ここは、▲6二銀があった。詰めろだから△同金だが、▲4一飛と打って▲7一角と▲4六飛成があるので、明解だった。
 先手も、1枚投資しているが、急所の馬を取れば、後手も戦意喪失では無いだろうか。
 だから、貰った銀を△7九銀と捨てて勝負を掛けて来るが、▲同金△4八飛▲6八銀と返して貰った銀を合駒して一杯だが、寄せ勝っていると考える。この手で、▲7八金と形で受けると、△7九馬~△4一飛成で、ギャぁと言わされる。

 79手目。△7九銀。破門を呼んだ手。
こういうところは、1回は△3九飛と置きたい。この手が、詰めろと直感するからだ。色々な詰まし方はあるだろうが、私は△7九馬が映った。以下、▲8七玉△9七金▲同香△7八馬▲同金△9八銀▲同玉△8九飛成までの詰めろだった。
 だから、▲6九銀打とか1枚入れる事になるが、そこで一転△7二銀と受けに回るのが、勝ち方のコツ。1枚使わせて、戦力の減ったところで、攻めを強要して責めるのだ。
 ▲6二金△7一銀▲5二金引△6二銀▲同金△6一金と拠点の駒を、掃討してしまうのがよい。何時でも、△6九飛成の二枚換えがあるので、攻めも頓挫していない。

 86手目。▲9三銀。波紋を呼んだ手。
 ▲5五銀と攻防に効いている馬を責めるのが、ウマい手。また、▲7九金という質駒を回収する手も、存在した。
 先手玉は、詰まないので△同飛成だろうが、▲9三銀△同桂▲8二金△同馬▲同角成△同玉▲7一角△9二玉▲8一銀△同玉▲8二銀△7二玉▲6二金で、詰んでいる。
 まぁ、最初の▲5五銀の方が、安全な勝ち方だろうが。

 以下、闘争心だけで、指し続けた。努力賞を進呈したい。互いに、終盤が、今十と言う将棋で、指した方が転ぶという級位者特有の展開になったのは、非常に残念だ。
 イケ麺子、もっと強いんだがナ~ぁ。指し手が、相手の実力を投影するような不思議な将棋だ。
 この際、メッカでも二段を名乗って、自力を養うというのも一策かもしれない。
 とはいえ、1年間楽しませてくれたのは、とても感謝しているし、大変勉強になった。 来年こそは、入品。頼むよ!。

2012/12/31(月) 17:09:26 | URL | 暢 志忘 #- [ 編集 ]
コメントありがとうございます。

△1三角型の石田流本組みに対しては、対処法があるのですが、
本譜の△3三角型は苦手な戦形で、難敵です。

24手目は、▲4五歩と突っかける機会がありましたが、気づきませんでした。。

▲4五歩、△4三銀、▲4四歩と取り込み、
△5四銀、▲4三歩成、△8八角成では、あまり得をしていないような気がします。

64手目の▲3一飛は単飛車ですが、詰めろの飛車打ちで、
ここで相手が△3九飛などだったら、▲7一銀から寄せようと思っていました。


79手目は私も△7九銀と打ってしまいそうです。
△7九金は見えませんでした。

相手の83手目△7四歩で、馬を守りに利かせたのを見逃し、
88手目の▲8二金で勝ったと思っていました。

86手目は▲5五銀と打つべきでした。
2013/01/03(木) 14:53:18 | URL | いけるい #- [ 編集 ]
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック