自戦の検討と、将棋仲間との交遊録。twitterアカウントは、『@ike_rui』です。
荻窪戦記
元旦はどこも閉まっているので、家でゆっくりすごしたが、
2日の今日は、将棋サロン荻窪を訪問した。ほぼ満席で、賑わっていた。
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久しぶりの訪問だが、席主さんは覚えていてくれた。1周年記念の豆菓子をいただいた。
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さて、今年2013年は、新境地を開拓したい。
「先手番全局、石田流」でいくこととする。


1局目 ▲自分 二段×△相手 二段


4手目に角交換で石田流は阻止され、相振りに。双方馬を作り、序盤から乱戦。
44手目には、自玉に3手詰みがあった。終盤逆転したが、逃げ間違えて、負け

激指の棋譜解析結果は、下記の通り。
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2局目 ▲自分 二段×△相手 三段


戦型は、石田流対四間飛車の相振りに。囲いは私が金無双で、相手は矢倉。
飛車角を切り、猛攻をかけ優勢を築くも、63手目の▲8二金が悪手。
馬を見殺しにする71手目の▲6五桂で形勢逆転し、負け

激指の棋譜解析結果は、下記の通り。
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今日の対局で感じたのは、

・石田流を目指した場合、対抗形になりにくい。
・相振りの勉強必須。
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コメント
コメント
攻めには何枚の駒が必要か
2局目の終盤についてコメントします。

57手目の局面。

ここでは相手の少々強引な捌きに乗じて
駒損ながら、相手玉だけ薄くすることに成功し、優勢と思える局面です。

ところで、攻めるときに何枚の駒で攻めるのが理想的かご存じでしょうか?
将棋の有名な格言に『4枚の攻めは切れない』というのがあります。
それが答えです。

この局面で持ち駒は角金銀で3枚です。
つまりこの3枚で攻め切るのは大変なのです。
まずそういう感覚を持てるかどうかが1つのポイントです。
攻め駒1枚分足りない分をどう補いながら攻めるかを考えなければいけません。

▲6四金はいかにも重い手で、
63手目の▲8二金よりもまずこの▲6四金を疑問と考える感覚が重要だと思います。
▲6四金に代わり、一目▲5五角が味のいい手です。
攻めと7七成桂の補充を狙っています。
7筋に歩が効かないので相手の対処が難しいです。
受けに都合のいい駒を相手が持っていないことも見逃してはいけません。
▲5五角に△7三桂なら、▲6四歩がまた味のいい手になります。
以下、△5四金なら▲6三歩成、△6二金なら▲7七角でいずれも勝勢です。
数手のやり取りで、攻め駒を4枚に増やすことに成功しました。
▲5五角に△7三角なら、▲6四銀と浴びせるのが厳しい手になります。
つまり、6四に駒を打つなら▲5五角と△7三角の交換を入れてからの方が単に▲6四金より得です。
角を補充できる駒損しない攻め方ですし、角を受けさせることで自陣を安全にしています。
▲6四銀に△6二歩なら、▲7三銀成~▲7七角と駒を補充すれば、攻め駒が4枚に増えるので、もう攻めは切れません。
こうなれば自陣も安全で相手玉も固くなっていないので、完勝が見込めます。

ただ一直線攻めるのではなく切れない攻めを意識することが重要です。

2013/01/03(木) 16:46:33 | URL | T #L95l6OL. [ 編集 ]
新年あけましておめでとうございます。
こんばんは
新年早々気合が入っていますね!!
将棋は2局共惜しかったですね

2013/01/03(木) 19:44:21 | URL | たくちゃん #- [ 編集 ]
コメントありがとうございます。

『4枚の攻めは切れない』の格言は知ってはいましたが、対局中の意識がありませんでした。

確かに、57手目の局面ではまだ自玉は安全なので、焦らず▲5五角で成桂を排除して安全にしつつ、駒の補充を図るべきでした。

また、相手は7筋に歩が利かないというのも、意識するべきでした。

猪将棋になりがちで、「一直線攻めるのではなく切れない攻め」の意識が大切ですね。
2013/01/03(木) 22:15:21 | URL | いけるい #- [ 編集 ]
逼前
 信念!一局目は、先手石田流を志向したが、乱戦に持ち込まれ、良さが出ずに完敗。不定型の将棋では、今ひとつ力が漲って来ないようだ。
 少しでも通常に戻そうとの意識から、▲2七歩(31手目)と打ったが、こういう方針では、局面をリード出来ない。
さて、2局目。これも大別すれば、定跡化が進んでいない不定型の相振りに展開した。

 9手目。▲3八玉。普通の手≦疑問手。
 相フリにおける玉の囲いを並べれば、①美濃。②金無双。③穴熊。がある。①から進展して、④銀冠に組むという発想もあるが、相手の出方次第だ。
 出方次第といえば、⑤矢倉もそうで、本局の場合もっと積極的な意味で、「四間飛車に矢倉は損」と暗記しても良い程、危ない展開だ。
 その理由は、『矢倉崩し(右四間の陣形など)』を、まともに受けてしまうからだ。
 さて、▲3八玉は、少し損な意味がある。例えば、美濃で戦う場合、▲3八銀~▲3九銀と端に上がらないで闘う含みを自ら消している。玉をここまで進めると、先に指摘したように矢倉は損だから、金無双か、穴熊かという選択肢しかない。
 ここは、左翼の金銀を動かして、今少し様子を見たかった。そおいう意味では、後手の▲8二銀も、形を速く決めすぎて、本当は損な手順なのだ。

 15手目。▲2八銀。不急の一手。
 指し手には、意味が無ければならない。▲2八銀にどんな意味があるのだろうか。そう、金無双という囲い形を作ったという意味はある。
 コレを、「囲わんがための囲い」と言っているのだ。囲いの種類なら、初学の本に沢山載っている。形なら、誰でも知っているのだ。
 でも、「勝つ」と言う視点においては、どの手を優先させ、どのタイミングで、どんな玉形を造るのかと言う考察が無ければ勝利の女神は微笑まない。
 例えば、△1五歩~△4四角と端を攻める気満々の陣形を敷かれて、「では、端も補強」をと▲2八銀なら、意味ある手順となる理屈だ。

 23手目。▲7六飛。疑問手。
 後手の△6三金を見れば、「矢倉」志向が一目瞭然だ。それに対して、石田流が適切なのかと言う目算が立っていたのだろうか。
 攻勢を採る場合、▲6五歩から6筋を攻めるのだろうが、想定される▲6四歩に対して、△同銀~△7五銀と飛車角を責める展開がある。こういう接近戦には、大駒は弱いのだ。
 だから、▲7八飛と「大駒は大きく使え」を実践して、後手が矢倉城を築城して入る間に、▲6八飛以下、『矢倉崩し』に構えて、入城したら潰すという手順を構築したい。
 因みに、石田流三間飛車に対して、⑤矢倉を自発的に組むのは有り得ないというのは、▲7五歩をギリギリまで切ってくれなければ、銀を上がるスペースが生まれないことに所以している。矢倉は、両者が合意の上、成り立つ<囲い>という事が出来る。

 37手目。▲4七歩。普通の手≒平凡な感覚
 まぁ、10人中7人は、ノータイムで飛車を追うのかなという手所だが、私は一応▲5六銀を先に指す。もし、後手が囲いを優先して△7二金なら。▲4五歩以下、飛車を逮捕して優位になる。だがら、△4一飛と退避する展開だが、そこで▲4七歩と打つか、1歩手持ちで、▲6五歩と仕掛けるか、選択権を獲られるのが大きいと考えるのだ。
 まぁ、この局面は、後手の銀が立ち遅れているので、慌てて攻めなくて良いだろうし、金無双の最急所である、“コビン”が開らきっパなしでは危ないので、▲4七歩を選ぶのが妥当かもしれないが、意識としてこう言う歩を直ぐに打つのは考えモノなのだ。

 47手目。▲6四歩。強引な手。
 確かに格言では、「両取り逃げるべからず」と説いているが、格言というのは確率論的な話しで、基本読んで確認して何ボの世界なのだから、実質的な計算(読み)があっての指し手で無ければ、優位は勝ち取れない。
 まして、後手の「角斬り」から<両取り>は、一目無理。ここは、相手のミスに漬け込む場面と嗅ぎ分けて欲しかった。
 並に、▲7八飛△9七桂成▲同香で、駒の損得無し見えるが、手駒に桂が増えているのに気が付いただろうか。相手の尽力によって、自分の桂馬が捌けているのだ。
 こう平凡に、応じていれば、▲5五桂の褌もあれば、▲8五桂~▲7三歩の矢倉城直撃も待っているので、優位は動かなかった。

 51手目。▲6四歩。佳手。
 例によって、コメントが宜しくない。▲8六角打は、筋の悪い手だ。この様に、同じ筋に角を並べるのは駒の効率が悪い事が多い。また、△6四歩▲7七角と桂を取り、尚、角成りをみているという主張かもしれないが、そもそも落ちている桂は、元々は自分のモノで、取りそこないの桂を持ち駒の角を投資して、確保するのは気が引ける。
 因みに、▲6四歩~▲6五歩と橋頭堡を確保した手順は、飛車を捨てたのを補って余り有る手順と感心した。

 55手目。▲7五角。この手だけは、無い!
 将棋の序・中盤は、経済である。幾ら寄せ(終盤)を目指しているからといって、無闇の駒損をしては形勢を損じる。
 何れ、角を軌って肉薄する将棋になる確率は高いが、相手の出方によっては▲5三角成という手順が掴めるかも知れないので、落ち付いて迫りたい。
 ギリギリの攻防なのだから、駒台に温存して「何時、何処から」投入してくるか、相手に悩んでもらうのも、持ち駒のポテンシャルを生かす事だし、手の広さの一環だ。
 私の第一感は、▲6四金と先手最大の利点である6筋の位を生かす手だ。先ず、安い駒から投入して、得を重ねるのは「わらしべ」と軌を一にする考え方だが、仮に『昇順の法則』と名付けよう。
 △6二金の軽い受けには、▲7四金と「歩切れ」を解消しながらの銀獲りで、角も戦闘に参加してくるし、△6二歩と攻め駒を責める展開なら、浮いた金+飛車の横効きを止めた歩=悪型だから、▲6一角と置いて、▲7五銀~▲7二銀のルートや▲5五角~▲6三金だって嫌な筋だ。
 例えば、▲6四金△6二歩▲5五角(額面は、成香と香の両取りだが…)で、△4四銀(△5四銀)と角を責めても、▲6三金(王手)△5五銀▲7二金打△9二玉▲7三金寄(詰めろ)△同桂▲7五角と質駒を取り(詰めろ)ながら、角が世に出る手順は、桃源郷の住人のモノもかもしれないが、このくらいの初夢は見たいものだ。
 因みに、△6二歩に、“昨年までのイケ麺流(失礼!)”で、▲6三金と種駒を清算しては、悪手を好手に変えてしまう大悪手だ。
 しかし、▲6四金は、△5四銀と金に紐を付ける手が好手で、攻めが渋滞しそうだ。
コメントの▲5五角は勢いがあるので指してみたいが、▲7三金△7五角▲同歩に、1歩あれば▲7四歩が決めて足り得ると考えるが、▲7四銀△5四銀で、何とも言えない形勢だ。まぁ、攻めている勢いを買うが…。

 62手目。△7二玉。【局面展望】
 序盤の飛車捨て。中盤の角斬りと、無理攻めをしているイメージがあったが、一段落した局面は、圧倒的な悪さは感じない。
 駒の得失は、イケ麺子側からみて、金銀VS飛車桂で微妙だが、堅陣矢倉を崩壊させて、手番を握っている。イケ麺子も指せるという感触を得ている。
 遡れば、両取り逃げるべからずの▲6四歩が悪手でなかったという事か…。
 ここは、⑴▲1一角成△7八飛▲7四香の攻め合いコースか、⑵▲7七角△4四銀▲6五桂?のクリンチコースを予想する。
⑶▲6四歩成~▲9一香の手順は、△6二歩と飛車の横効きを止めさせた手に竿を差す気がするので、私は選択しない。

 65手目。▲8一金。最悪。
 「一段金に好手無し」。先の▲8二金は、確かに疑問手以上だったかもしれないが、一応挟撃の一翼を担っている。
 どうしても、桂が欲しい事情があるなら▲7七角だろうし、相手を精神的に責める▲1一角成~▲2一馬が、遅い様でもこう指す手だろう。

 67手目。▲6三歩成。寄せの構図に疑問。
 桂馬を取った意味は、▲6三歩成~▲7三馬だった…。ここで、金をも持っているなら未だしも(一瞬、詰めろ)、銀では響きが薄いし、▲8一金・▲7三馬の配置は、駒が左翼に偏っていて、結局、左から右に追う展開になるから挟撃ではなく、寄せの大本から外れている。
 ここでも、悪いながらも▲1一角成と「駒得に悪手なし」で、チャンスを待ちたかった。

 71手目。▲6五桂。単眼的悪手。
 コメントの▲8三馬は、最早終盤の手ではない。「王手は、追う手」の典型で、コレでは後手が安心する。つまり一連の角が成った構想が、ナっていなかったという証左。
 ここも、「駒得に悪手なし?」で、▲9一馬と駒得を図り、調子で玉を遁走させてはイケ無い。それでも、巧者なら、△5二玉と早逃げするだろう…が。
 イケ麺子の弱点は、▲7三角成と寄せの体制にアクセルを踏み込みと、もう修正が効かないことだ。失敗した(と思っていない?)ら、方向転換する柔軟さが必要だ。
 それには、将棋は、二人で創る(棋は対話なり)ものとの認識を深める事から、始め無ければ成るまい。一方的に、ドンドン動けば、相手はソコに対応するだけで良いという明解さがあるので、間違える要素が減るのだ。

 77手目。▲6二歩。勝負アリの局面だが…。
 もう、手の施し様が無い。でも、負けの<作法>というか、最善の頑張りとしては、相手の『震え』に縋るしかない。とりあえず、両取りなのだから、▲5二銀と王手で、成桂に紐を付けよう。取られても、躱されても負けは、負けだが、万一、△7二玉なら、▲3九銀なり▲4六歩で、延長戦を狙って頑張るしかない。若しくは、ここで、投了だ。
 ▲6二歩では、事故は起こせない。

 先手番で、石田流を目指すとすれば、相振りは避けて通れない。振り飛車党としては、必須科目と言っても過言ではないだろう。
 一応、定説というか、経験則とか、プロの感想で言えば、【金無双<美濃<穴熊<金無双】という感じで、ジャンケンのような関係は、知識として入れておいて損は無いと考える。
 ただし、金無双が穴熊に勝るというのは、単順な堅さ比べではなく、「コンパクトに囲っておいて、その分の手数を攻撃に掛ける」という攻めの構想があってこそと付け加える。
 また、本局の様に三間VS四間の対抗なら、三間の方が有利。なぜなら、三間飛車の方が、桂を攻撃参加させやすい環境にあるからとでだけ述べて<お年玉>としておく。

 本局は、開戦前夜(41手目。▲9八香を悔いた所)の局面で、▲2八銀が不急の一手に成っているのを、自覚する事から始めて欲しい。
 そして、47手目の▲6四歩と相殺(飛車金交換だが…)に行った手は、以外や難しい展開になっており驚いたが、平凡に▲7八飛と逃げる方が勝っていたと考える。
 それ以降、上手く攻めを繋いだが、一段金の鈍手を出してしまい、相手を楽に勝たせてシマッタという将棋だった。
2013/01/05(土) 08:19:55 | URL | 暢 志忘 #- [ 編集 ]
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