自戦の検討と、将棋仲間との交遊録。twitterアカウントは、『@ike_rui』です。
御徒町戦記
正月休み最終日。新年のご挨拶もかねて、御徒町将棋センターを訪問した。
最近、他所の道場に浮気ばかりでゴメンンサイ(><)

お客さんはいっぱいで、ほぼ満席だった。
_R001_20130103194943.jpg

1局目 ▲自分 二段×△相手 二段


戦型は、相手の矢倉に、私の右四間飛車。終盤、互いに1回ずつ詰みを見逃してしまう。
最終盤、持ち駒の歩を使って寄せて、勝ち

激指の棋譜解析結果は、下記の通り。
01032_20130103202623.jpg



2局目 ▲自分 二段×△相手 初段


戦型は、相手の筋違い角に、私の振り飛車。駒組みに神経を使う。
終盤、相手のうっかりがあり、勝ち

激指の棋譜解析結果は、下記の通り。
010321.jpg


3局目 ▲自分 二段×△相手 三段


戦型は、相手の先手中飛車に、私の松尾流穴熊。
高美濃の桂頭を狙って7筋を突いたら、逆襲され、いいところなく負け

激指の棋譜解析結果は、下記の通り。
01034_20130103212936.jpg
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コメント
コメント
松尾流穴熊で避けたい変化
3局目の将棋の中盤についてコメントします。

38手目の局面。

中飛車に対しては松尾流の4枚穴熊が有力な戦法の1つで私もよく指します。
しかし、本譜のこの局面での▲7九銀と39手目の△4五銀との交換は厳密に言うと損です。
本譜のその後の展開で△5六歩~の攻めが穴熊側にとって面白くないからです。
もし私なら不本意ですが、▲7九銀に代わり▲2六飛と指すと思います。
▲2六飛はもっと早い段階で指すチャンスがありました。
私ならもっと早い段階で指すと思います。
▲2六飛は5筋攻めを事前に受けた手で、この形の常用手段です。
何故不本意かというと△4四角とされると千日手の可能性があるからです。
△4四角には▲2八飛です。もし△3三角なら▲2六飛で千日手覚悟です。
後手番だから出来る指し方です。
もし、△3三角でなく△2二飛なら5筋攻めが緩和されるので▲7九銀が指しやすくなります。

本譜の展開のように、5筋で金銀交換から捌かれると穴熊でも面白くない展開になるのは私も実戦で経験済みなので、
できれば避けたい変化でした。




2013/01/04(金) 09:38:29 | URL | T #L95l6OL. [ 編集 ]
W
破れた3局目は、弐段のイケ麺子が、参段の方に対して、後手で指している…。実はこの将棋。私は、先後の差が大きかったと考えている

37手目。△7三桂。【局面展望】
将棋においての端歩。コレは、好防に非常なウエイトを占めている。特に対穴熊という事に絞っても、最低でも一つ突いてあるのと無いのとでは、終盤の造りが激変するし、切り札としての端攻めを考えれば、どうしても2つ伸ばしておきたいところでもある。
しかし、御徒歩町の参段氏。全く意に介さず、△7四歩~△7三桂と跳ね出している。私のイメージでは、この桂は穴熊の左銀との交換なら、そんなに痛痒を感じないと思っているのだが、端歩を伸ばしていないというなら、中央志向なのだろう。
と、イケ麺子にも感じて欲しいのだ。まして、本局は、後手番なので、単順に固める手順で良かったのかという疑問は残る。
私は、この形を指さないので、良いアイディアがないが、松尾流に拘らず、▲4八銀のまま待機して、▲3六歩~▲3八飛と揺さ振りを掛ける展開もあるのではないかというのがここまでの局面の感想だ。
つまり、△4五銀~△5六歩を避ける対策が無い限り、▲4八銀型でも▲6八銀型でも△5六同歩と捌き合いは出来ないのだから、前記の2手で相手の動きを牽制したいというのが、私の微々たる対策なのだ。
それで、悪巧みとして、△5七歩成▲同銀△5六歩▲6八銀と銀がワープする手順も密かに温めている程度の…。

38手目。▲7九銀。漫然とした手。
人間は、恐怖を感じると思考停止になると聞く。将棋に当て嵌めれば、相手の嫌な手を、自分の読みに組み込まなかったり、自分の手に対する応手を甘くする(悪手を指させる)など、自分に都合の良い展開を考え、希望を織り込んでしまうらしいのだ。
一言で言えば、読みが甘い=弱いとなるが、これは勝ちたいとか、負けたくないという欲望が強いあまり、深層心理に働き掛けるため、どうにも手に追えないところがある。
さて、本局の▲7九銀は、どうだったのだろう…。実は、「囲わんがための囲い」出なければ、良いのだが。というのも△4五銀に対して、足掻く気配が無いからだ。
対ゴキゲンに対する松尾流の戦い方としては、▲7九銀終了後、▲2六角型で、速攻を牽制するなり、カウンターを合わせるのが理想と考えるが、本局は角の経路に常に銀が居るので、まま成らないようだ。
しかし、▲6八(4八)銀型で待機している分には、△5六歩は手抜きで良いのだから、この銀引きは疑問手以上の評価に成らざるをえない。

44手目。▲5六歩。惜しい。
昔、加藤治郎名誉九段(「将棋は歩から」)の著者)の名言に、『アマチュアの将棋は、田舎の道路と同じだ。少しいいな~と思っていると、直ぐ悪くなる』というのを思い出す。
中央の受けとしては、イケ麺子が無策のような言い方をしたが、▲6八角~▲2四歩は、悪く無い対応と見ていた。
しかし、ここで▲5六歩は「田舎の道」なのだ。私なら、▲3六歩と1手貯めたい。△同銀は方向違いで、並に▲5六歩と払って、▲2四角があるので面白い。
勢い△5七歩成▲同金△5六銀の突進だろうが、それなら▲5六同金△同飛▲2四角と穴熊を切り崩されずに、押駒の交換が果たせる。
▲3六歩も無駄手ではなく、△2六歩を回避し、▲3七桂の脱出路に成っている。
本譜と大同小異ではと罵られそうだが、▲3六歩の1手を得したという意味で、勘弁願えまいか。

54手目。▲6七銀。疑問手。
得意の相殺を出す。イケ麺子の希望としては△5九飛成▲2六飛だったか!?。コレが先に述べたえ「自分に都合の良い展開」なのだ。
特に本譜のように、相殺に出たり、相手の駒を叱りつける場合は、①手抜き。②強襲(逃げずに駒の取り合い)を良く読まないと危険だ。
イケ麺子が嗜好する「相殺」の是非は、取り合った駒のその後の活用が効くのかという1点について考えれば良い。
本局は、銀で、飛車を取ったが、この銀が離れ駒になるのが痛い。単純に、それでも、飛車交換できれば形勢が良くなると言うのなら、問題は無いのだが。
だから、ここでは単に▲2八飛と躱す方が勝った。飛車が△5九飛と成るば、▲2六飛と走れば良い。△3九角▲6八飛△5七角成なら、ここで攻めを考えるという想定で良いのでは無いだろうか。

60手目。▲7五歩。切り札を早く抜き過ぎた。
イケ麺子から、攻める場所が少ない。綾も無い。苦戦の所以である。桂があれば、▲7五歩~▲7四歩も良い筋なのだが、無い物の強請り。
今回は、▲2一飛の単飛車しか、私には見えない…。次の狙いは▲5二歩の嫌味位だ。▲3一飛なら、必ず△4五桂で、先の▲6七銀が仇になるので、面白くない。それでも
△4五桂と跳ね出したい所ではある。
飛車は、なぜ2筋かと言えば、一応△3七との牽制の意。何しろ、△6七銀形は渡金に耐久力が無いので、困るのだ。

62手目。▲4六歩。悲しい手。
相手が、終盤なのに、自分だけ序盤の感じ。勝負ありだ。

65手目。△7四香。参段の手。
将棋というのは、相手の手を悪手にするゲームとも言える。打ちたい所へ打ての△7四香は、この線に沿った佳手だった。

▲3三龍~▲3二龍は、漢の意地を感じるが、勝負は客観的に見て、終わっている。
▲3三飛成で、▲7七歩と指摘があるが、コレは職団戦の手で、指せたら大したモノだ。
本局は、如何せん、分かれが悪過ぎたし、勝負手らしい綾を醸し出す場所がなかった。
まぁ、こういう惨敗も将棋のうちだ。

後手の方の指してから学んで欲しいのは、65手目の△7四香と入れる感覚だ。
でも、私なら、その前の香を拾う手(63手目)では、△5六歩と垂らす手を推敲する。取るのも、渡金を製造されるのも、面白くないから、▲5八歩だが、こう利かす事により、先手が更に戦力を殺がれているのが確認出来るだろうか。
そして、次に△3七とと活用する。この手は、▲3一飛なら△2二龍の鉄板流の決め手を有している。
しかし、△5六歩に▲4七角があるので、結果△5六歩は逆用されるので、△1九龍の駒得コースが、平凡の佳手と考える。

本局は、序盤の拙戦が響いて、良いところが出なかった。特に、62手目の▲4六歩は感触、感覚共に関心しない。
悪く取れば、角のラインを開けて、飛車金取りを引っ掛けようとする意だ。これは、見え透いている。だから、相手の方は駒得コースを取ったのだろう。
そして、この手では▲4一飛(単飛車)が良かったと述べているが、飛車1枚では逝かないのだから、その捕捉手段として▲7四歩と、前の突き捨てを生かす方針が正道だった。
△7四同金なのか、△8五桂なのかは、相手の精神状態にも依るが、部分的には、非常に嫌な形だろう。

2013/01/07(月) 06:58:04 | URL | 暢 志忘 #- [ 編集 ]
Why?
 敗れた3局目は、弐段のイケ麺子が、参段の方に対して、後手で指している…。
 実はこの将棋。私は、先後の差が大きかったと考えている

 37手目。△7三桂。【局面展望】
 将棋においての端歩。コレは、好防に非常なウエイトを占めている。特に対穴熊という事に絞っても、最低でも一つ突いてあるのと無いのとでは、終盤の造りが激変するし、切り札としての端攻めを考えれば、どうしても2つ伸ばしておきたいところでもある。
 しかし、御徒歩町の参段氏。全く意に介さず、△7四歩~△7三桂と跳ね出している。私のイメージでは、この桂は穴熊の左銀との交換なら、そんなに痛痒を感じないと思っているのだが、端歩を伸ばしていないというなら、中央志向なのだろう。
と、イケ麺子にも感じて欲しいのだ。まして、本局は、後手番なので、単順に固める手順で良かったのかという疑問は残る。
 私は、この形を指さないので、良いアイディアがないが、松尾流に拘らず、▲4八銀のまま待機して、▲3六歩~▲3八飛と揺さ振りを掛ける展開もあるのではないかというのがここまでの局面の感想だ。
 つまり、△4五銀~△5六歩を避ける対策が無い限り、▲4八銀型でも▲6八銀型でも△5六同歩と捌き合いは出来ないのだから、前記の2手で相手の動きを牽制したいというのが、私の微々たる対策なのだ。
 それで、悪巧みとして、△5七歩成▲同銀△5六歩▲6八銀と銀がワープする手順も密かに温めている程度の…。

 38手目。▲7九銀。漫然とした手。
 人間は、恐怖を感じると思考停止になると聞く。将棋に当て嵌めれば、相手の嫌な手を、自分の読みに組み込まなかったり、自分の手に対する応手を甘くする(悪手を指させる)など、自分に都合の良い展開を考え、希望を織り込んでしまうらしいのだ。
 一言で言えば、読みが甘い=弱いとなるが、これは勝ちたいとか、負けたくないという欲望が強いあまり、深層心理に働き掛けるため、どうにも手に追えないところがある。
 さて、本局の▲7九銀は、どうだったのだろう…。実は、「囲わんがための囲い」出なければ、良いのだが。というのも△4五銀に対して、足掻く気配が無いからだ。
 対ゴキゲンに対する松尾流の戦い方としては、▲7九銀終了後、▲2六角型で、速攻を牽制するなり、カウンターを合わせるのが理想と考えるが、本局は角の経路に常に銀が居るので、まま成らないようだ。
 しかし、▲6八(4八)銀型で待機している分には、△5六歩は手抜きで良いのだから、この銀引きは疑問手以上の評価に成らざるをえない。

 44手目。▲5六歩。惜しい。
 昔、加藤治郎名誉九段(「将棋は歩から」)の著者)の名言に、『アマチュアの将棋は、田舎の道路と同じだ。少しいいな~と思っていると、直ぐ悪くなる』というのを思い出す。
 中央の受けとしては、イケ麺子が無策のような言い方をしたが、▲6八角~▲2四歩は、悪く無い対応と見ていた。
 しかし、ここで▲5六歩は「田舎の道」なのだ。私なら、▲3六歩と1手貯めたい。△同銀は方向違いで、並に▲5六歩と払って、▲2四角があるので面白い。
 勢い△5七歩成▲同金△5六銀の突進だろうが、それなら▲5六同金△同飛▲2四角と穴熊を切り崩されずに、押駒の交換が果たせる。
 ▲3六歩も無駄手ではなく、△2六歩を回避し、▲3七桂の脱出路に成っている。
 本譜と大同小異ではと罵られそうだが、▲3六歩の1手を得したという意味で、勘弁願えまいか。

 54手目。▲6七銀。疑問手。
 得意の相殺を出す。イケ麺子の希望としては△5九飛成▲2六飛だったか!?。コレが先に述べたえ「自分に都合の良い展開」なのだ。
 特に本譜のように、相殺に出たり、相手の駒を叱りつける場合は、①手抜き。②強襲(逃げずに駒の取り合い)をよく読まないと危険だ。
 イケ麺子が嗜好する「相殺」の是非は、取り合った駒のその後の活用が効くのかという1点について考えれば良い。
 本局は、銀で、飛車を取ったが、この銀が離れ駒になるのが痛い。単純に、それでも、飛車交換できれば形勢が良くなると言うのなら、問題は無いのだが。
 だから、ここでは単に▲2八飛と躱す方が勝った。飛車が△5九飛と成るば、▲2六飛と走れば良い。△3九角▲6八飛△5七角成なら、ここで攻めを考えるという想定で良いのでは無いだろうか。

 60手目。▲7五歩。切り札を早く抜き過ぎた。
 イケ麺子から、攻める場所が少ない。綾も無い。苦戦の所以である。桂があれば、▲7五歩~▲7四歩も良い筋なのだが、無い物の強請り。
 今回は、▲2一飛の単飛車しか、私には見えない…。次の狙いは▲5二歩の嫌味位だ。▲3一飛なら、必ず△4五桂で、先の▲6七銀が仇になるので、面白くない。  それでも△4五桂と跳ね出したい所ではある。
 飛車は、なぜ2筋かと言えば、一応△3七との牽制の意。何しろ、△6七銀形は渡金に耐久力が無いので、困るのだ。

 62手目。▲4六歩。悲しい手。
 相手が、終盤なのに、自分だけ序盤の感じ。勝負ありだ。

 65手目。△7四香。参段の手。
 将棋というのは、相手の手を悪手にするゲームとも言える。打ちたい所へ打ての△7四香は、この線に沿った佳手だった。

 ▲3三龍~▲3二龍は、漢の意地を感じるが、勝負は客観的に見て、終わっている。
 ▲3三飛成で、▲7七歩と指摘があるが、コレは職団戦の手で、指せたら大したモノだ。
 本局は、如何せん、分かれが悪過ぎたし、勝負手らしい綾を醸し出す場所がなかった。 まぁ、こういう惨敗も将棋のうちだ。

 後手の方の指してから学んで欲しいのは、65手目の△7四香と入れる感覚だ。
 でも、私なら、その前の香を拾う手(63手目)では、△5六歩と垂らす手を推敲する。 取るのも、渡金を製造されるのも、面白くないから、▲5八歩だが、こう利かす事により、先手が更に戦力を殺がれているのが確認出来るだろうか。
 そして、次に△3七とと活用する。この手は、▲3一飛なら△2二龍の鉄板流の決め手を有している。
 しかし、△5六歩に▲4七角があるので、結果△5六歩は逆用されるから、△1九龍の駒得コースが、平凡の佳手と考える。

 本局は、序盤の拙戦が響いて、良いところが出なかった。特に、62手目の▲4六歩は感触、感覚共に関心しない。
 悪く取れば、角のラインを開けて、飛車金取りを引っ掛けようとする意だ。これは、見え透いている。だから、相手の方は駒得コースを取ったのだろう。
 そして、この手では▲4一飛(単飛車)が良かったと述べているが、飛車1枚では逝かないのだから、その捕捉手段として▲7四歩と、前の突き捨てを生かす方針が正道だった。
 △7四同金なのか、△8五桂なのかは、相手の精神状態にも依るが、部分的には、非常に嫌な形だろう。

2013/01/07(月) 07:02:53 | URL | 暢 志忘 #- [ 編集 ]
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