自戦の検討と、将棋仲間との交遊録。twitterアカウントは、『@ike_rui』です。
千駄ヶ谷戦記
1月26日、千駄ヶ谷連盟道場で対局。
連勝中なので、負けられない。じっくり時間を使い、読んで指すことを心がけた。

1局目 ▲自分 1級×△相手 1級


戦型は、相手の四間飛車に、私の右四間穴熊。
端を攻められ、香を渡してしまい、飛車を詰まされ劣勢に陥り、敗戦を覚悟する。
角桂を使って相手の守備駒を剥がし、逆転して、勝ち

激指の棋譜解析結果は、下記の通り。
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2局目 ▲自分 1級×△相手 1級


戦型は、相手の銀冠・四間飛車に、私の右四間穴熊。
成銀を接近させ、先に相手の銀冠に取り付くも、龍を捕獲される。
終盤、双方に長手順の即詰みが発生していたが、気づかず。
相手が寄せ損ない、勝ち

激指の棋譜解析結果は、下記の通り。
01264.jpg


連盟道場での戦績
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 絶対に負けられない戦い。良い修行の場だ。先ずは、1局目の心音を調べて見よう。

 46手目。▲3七角。凡手。
 角には、角。常識手である。でも、私なら、▲1八香と指す。△1九角成に▲3七角だ。
 △同角成▲同桂△6四角を想定すれば、先手の2手得。
 互いに1手づつしか指せない将棋では、細かい手の積み重ねが、勝利への近道になる。

 50手目。▲4七飛。常識手。
 毎回思うのだが、本譜が悪かったから、「他の手だったか?」というのは、非論理的では無いだろうか。対局中には、思い浮かばなかったが、「後で検討したら、○○の方が良かった」とか、「ここでは、良い手が無かった」など、自分なりの結論を持たなければ、進歩は無い。
 それと、▲4七飛を『常識手』というのは、飽くまでも部分的にの意味合いが強く、△香が後手の駒台に在れば、大悪手となるのはいうまでも無い。
 本譜は、それに近い状況で、端攻めから香を入手される展開があれば、悪手に転化されてしまうから、▲4七飛は無いと言う事になる。
 さて、俎上の▲2六角だが、私には良い手には思えない。一応、▲3七桂に紐を付け、▲4四歩を支えているという複数の意味は有るが、△6四角に睨まれて、動きが不自由なのは一目瞭然。ここは、何か捻り出さなければ、ならない局面だ。
 駒が当たりになっている局面は、一つの動き所と心得て、▲4三歩成というのは筋と考える。飛車交換は、穴熊良し。
 だから、△同銀がだが、桂取りを先手で凌ぐ▲5五角はあるが、△同角▲同銀△5九角▲4七飛に、今上げた1歩を△4六歩と打たれて、▲同飛△3七角成の展開は、後手ペースで不可。捻って▲1五角もあるが、手筋の△2四歩も有り、効果的ではない。
 結局、ここでは、▲4七飛に身を委ねるしかないようだ。

 52手。▲9七同香。ジックリ指した…?。
 「一番あげては、イケ無い駒」というのは、△4六香と刺られて気が付いたのだろうか。ちょっと残念だ。▲4七飛と受けたからには、▲9七同銀しかなかった。この攻めも、恐らく、無理だろうから、その意味でもチャンスを逸した手と言える。

 67手目。△4五銀。有り難い気がする。
 確かに、▲同銀△5五馬と成れば、戦意喪失だろうが、外ッ方の攻めには違いない。急所は、「銀頭に手在り」の△8五歩。▲同銀△9七歩成▲同桂△7三桂と守りの銀を責めたい。若しくは、△9七歩成~△9四歩の『店終い』だ。

 70手目。▲5五桂。イケ麺流の勝負術。
 手筋は、「跳ね違い」の▲7七桂だが、嫌味を残す▲5五香は相手にプレッシャーを掛けた。そこはかとなく、挟撃体制がイメージできる。

 73手目。△9一香。小ミス。
 悪い流れだ。先の△9七桂から、連続のミスだが、この香は、拠点を排除して、△9七歩成も見ている手と言うのだろうが、先の△4五銀の意志を反映していないのが、変調に感じる。
 渡金を作りたいなら、△8五銀と責めたいし、銀の意志を継続するなら、△5六銀~△4四飛だろう。こう飛車を躱しておいて、玉は6筋から4筋に引っ越すイメージで指したかった。
 
 79手目。△1二飛。敗着。
 「両取り逃げるべからず」は、終盤のためにある格言だ。ここは△8五歩で勝負したい。▲4二銀成△8六歩は、後手陣から見て2手スキながら、9筋の突き越しが広く、もう1回戦出来る感じで、コレなら或いは△9一香の投入も間尺に合っていたかも知れない。

 83手目。△6一銀。下手な負け方。
 同じ負けなら、△9七歩成と指して、「寄せてクレ」と下駄を預けるのが逆転のコツ。
幾つもの攻め筋が在るのに、1手で受けられないところを、持ち駒を投入するのを下町では、<受け、受け貧乏>という。
 本譜の様に受けに回る展開では、▲4三歩成と反って寄せが容易になる。

 本局も、労せずして形勢が良くなった。ソコで、楽観?から飛車を詰まされるが、ここから将棋が強くなった気がする。
 まぁ、開き直るしかないところでもあるが、手が急所、急所に来た。逆に相手の方は、微妙に急所から手が外れ、混戦になってシマッタ。そこで精神的な差が出て、最後は手合い違いの差に広がってのだろう。
 ただ、本局の影のヒーローは、▲4五桂(64手目)で、序に取られそうな桂をジャンプした手が、逆転の複線になったのは良かった。
 それと、▲5三桂成の切り札を直に切らずに、▲9五香(66手目)と垂らしたの落ち着きに見応えを感じた。「いよいよ」という、風格が出てきている。
2013/01/27(日) 14:22:20 | URL | 暢 志忘 #- [ 編集 ]
 2局目も、対1級戦となる。この当たり、初段と付くかないのも「憑き」を感じる。さて、将棋は、全局と同じく、イビ穴・右四間の対峙となり、経験則も生かせそうだ。

 39手目。▲6八金寄。コメントが好手。
 この金が寄れるか、寄れないかは、穴熊の硬度がウンと違う。相手の陣形を見て、5筋の薄さは問題ないとの判断は良かったと思った。

 45手目。▲4五銀。気分的には、銀だが…。
 ▲4五同飛なら、飛車交換が予想される。すると、▲5六銀がどうだったか…と考えて本譜を選択したと推測するが、相手の△2二銀を見れば、若干、イケ麺子の銀が勝っているので、飛車交換を目指す指し方がイビ穴らしった。
 △4五同飛▲同桂△4九飛▲4四角なら、その銀を咎めている。

 47手目。▲4七同飛。まぁ、常識手。
 この局もジックリ考えて、指していたのだろうか。コメントはないが、一つの分岐点だった気がする。つまり、▲同飛と取れば、本譜の飛車を苛められる展開は予想がつく。
 だから、▲1八飛とブラリする手も、在るかというのが私の考え。この飛車は決して、遊び駒ではない。穴熊の外掘りの役目を立派に果たしていると考える。
 銀が只になるのでは、話しにならないが、桂で紐が付いているので問題ない。黙っていると、▲4三歩がくるので、△3三桂は予想されるが、▲4三歩△同飛▲2一角と飛車を苛め返して、満更でもない棋勢と思うが。
 先の▲4五銀を選択するという意味は、こういう展開まで覚悟するという事なのだ。

 55手目。▲4二成銀。【局面展望】
 捌き合った所で、イケ麺子の桂損の局面だが優勢だろう。その理由は、銀の力の違いだ。先手としては、この成銀を寄せに参加させれば、優勢が拡大されるだろう。
 後手の立場なら、右翼の遊び駒には目を瞑り、手番を利用して穴熊に直撃する攻勢を組み立てることだ。

 56手目。△5七馬。どうだろう…。
 馬を戦線に送り込む手に異論はないが、何を目標にしているのかという疑問がある。1段目に飛車を打って、△7九馬という狙いでは、穴熊の堅さに凱歌が挙がるだろう。
 私は、△8六歩と利かしたい。▲同歩△9四桂と桂を活用して、縦からの攻めを考えたいのだ。そこで、△8七金なら、▲5七馬で、手に調子が付くというのもだ。

 57手目。▲4一飛。ウン~。
 非常に難しい手所だ。一番指したいのは▲4四角だが、△3三銀と立たれて面白くない。▲4三成銀~▲4二飛と2手一組が達成できれば優位にたてるも、▲4三成銀には△4九飛と牽制されて今一つ。
▲6六角と馬を消す発想は、△同馬▲同歩と成れば、若干得だが、△1三馬と引き上げられ手どうか。だから、悩んだ末の▲4一飛なら及第とい事か!?。
 成銀の活用は、案外、大変だ。

 59目。▲5八成銀。感覚的には佳手。
 しかし、上記の検討の感触では、アッサリ▲2一飛成△4二馬▲2二龍と駒損を回復するのもあった。一応、馬香両取りの先手だし…。

 69手目。▲6二金。チョッと強引な感じ。
 △3一金で、龍が頓死したからという意味ではなく、この金は重い。私なら、▲8六同歩若しくは▲6六角と指したい。
 例えば、▲8六同歩△9四桂▲7七角が、攻防手になる。8筋の歩が切れれば、▲8四歩が鬼キビだから、単に▲6一龍△8七歩成▲同金と間合いを計る手順も無くはないが、馬のラインが怖いので、実戦なら▲6六角か。 

 77手目。▲7二金打。乱暴。
 金は、止めに残せと教える。私の勝ち方は、▲7一成銀~▲7二成銀だから、それを間に合わせる意味で、▲8七金と取るしかない…か。
 また、先の(75手目)▲6三金の構図では、▲6一角も有力。行成、▲7二金~▲7三金で、詰めろが来る。また、▲8四歩も厳しいので、迂闊には△8七歩成が指せないので、▲目の牽制にもなっていた。
 それにしても、△8七歩成の手抜きは、ヤリ過ぎだろう。幾ら終盤とはいえ、玉の周りの金銀を王手で剥がされるのは怖い。
かといって、▲7二金打で、寄らないのは見え々なのだから、この展開を「王手は、追う手」の掟破りだろう。

 80手目。△8八と。敗着。
 私なら、△9八とと香を取って、▲同玉と玉を露出させたい。続いて、△8六桂が王手金取りで、▲8七玉△7八桂成が詰めろだから、形勢逆転だろう。

 以下、イケ麺子が、指運勝負を制した格好だ。
 本局は、振り飛車側が「銀冠」を志向したが、その分攻撃陣の立ち遅れが感じられた。しかし、イケ麺子が終盤の入り口(68手目・△8六歩)で、微差ながら面白くした局面で、本当の勝負が始まった。
 ここは、色々と手が有りそうだが、考え方の一つとして、相手の一番効いている駒を責めるとうのが在った。後でも、打ったが▲6六角と盤上を制している馬を消しにいく方が、紛れが少ないかた。
 何れにしろ、8筋の手抜きは危険が一杯で、強気というより、無茶に近かった。

2013/01/28(月) 18:55:25 | URL | 暢 志忘 #- [ 編集 ]
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