自戦の検討と、将棋仲間との交遊録。twitterアカウントは、『@ike_rui』です。
第2回 電王戦 佐藤慎一四段×ponanza戦
将棋会館を後にし、山下さんと六本木のニコファーレに、
電王戦第2局(佐藤慎一四段×ponanza戦)を観戦しに行った。
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今週も、会場は電飾で演出されている。
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序盤から定跡を外れた展開になった。
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解説は、野月浩貴七段と山口恵梨子女流初段。次々ゲストが登場する。
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「元祖サトシンは自分だ」と主張し、場を和ませる佐藤紳哉六段。
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人間苦戦だったが、▲6五桂と跳ね、盛り返す。
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白熱の終盤。人間有利のようだが、残り時間が26分しかない。
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人間の持ち時間はあと18分。佐藤四段の△4二金で、評価値が下がったが、大丈夫なのか?
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△5一歩の底歩は悪手なのか?評価値が逆転し、CPU有利に。
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ponanzaの猛攻。▲4二銀で、ponanza勝勢に評価値が振り切れる。
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20時、ついに終局。ponanzaの勝利。
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激指の棋譜解析結果は、下記の通り。
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中盤は人間有利だったが、その差はわずか。
終盤のCPUの無理気味の攻めに対し、正確に対応すれば受け切れたはずだが、時間がなく押し切られた。
終盤、入玉を狙わなかったのは、プロ棋士としての矜持か。


勝利を収めたponanzaの作者、山本氏。
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残念ながら敗れた、佐藤慎一四段。
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20時半から、記者会見。
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ponanza開発者の山本氏。
「序中盤に、ponanzaの読み筋を外す手を人間側に指され、好手だった」
「最後に逆転できた」
「今日のponanzaは、10台のPC連結をした。1秒に3000~4500万局面を読める」
「そんなCPUに拮抗できるプロ棋士は、スゴい」
「CPUの棋力向上には、ハードの進歩ではなく、ソフト(アルゴリズム)の進歩が大切」

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佐藤慎一四段。
「序盤中盤でミスがあり、終盤で大きなミスがあった」
「途中はやれると思う局面もあった」
「借りたツツカナとの練習対局は、勝ったり負けたりだった」
「5つほど、対策を用意していた。今日の対局は予想外の展開だった」
「和服は、今日のために、白瀧呉服店さんが用意してくれた」

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解説者の野月浩貴七段。
「実は、全男性棋士に、CPUと対局するか?とアンケートが取られ、
 出場希望者の中から、対局者が選抜された」
「私は断ったが、リスクを取って出場した佐藤慎一は立派」

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この電王戦に関する、私自身の私見だが、

・この第2局のニコニコ動画での視聴者数は、約40万人であった。
 対コンピュータ将棋は、集客力のあるコンテンツであり、もっとマネタイズできそう。
・将棋はネットと親和性が高く、将棋連盟はドワンゴ社というパートナーを発見でき、
 成功体験を共有できた(将棋の勝ち負けより重要)。
・「子どもへの普及」よりも、将棋産業にとっては、
 可処分所得の高いM1層(20-30代男性)の取り込みが大切。
 そのためにも、来年・再来年と続け、さらに盛り上げてほしい。
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コメント
コメント
名前が紛らわしいですが
現在のポナンザはボナンザ系じゃないです。似ているの名前だけで中身全然別物。
2013/03/31(日) 01:42:51 | URL | 茅野 #nfSBC3WQ [ 編集 ]
ご指摘ありがとうございます。
勉強になります。
2013/03/31(日) 08:20:48 | URL | いけるい #- [ 編集 ]
佐藤慎一 四段 のブログで
http://satosin667.blog77.fc2.com/
視聴された方のコメントが多数寄せられていますね。
2013/04/01(月) 04:04:42 | URL | #- [ 編集 ]
プロ同士で検討した所、入玉は難しかったみたいですね
ポナンザは入玉に強いですし

佐藤棋士は200手くらいかけて指したかったみたいですし
意志というより時間もないしチャレンジ出来なかったんでしょうね
2013/04/01(月) 16:37:15 | URL | #- [ 編集 ]
コメ失礼します

持ち時間もう少し増えたら、もっといい場面あったのかな…
2013/04/12(金) 12:40:40 | URL | あ #mQop/nM. [ 編集 ]
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