自戦の検討と、将棋仲間との交遊録。twitterアカウントは、『@ike_rui』です。
第2回 電王戦 船江恒平五段×ツツカナ戦
六本木のニコファーレに、電王戦第3局(船江恒平五段×ツツカナ戦)を観戦しに行った。
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今週も、会場は鮮やかな電飾で演出されている。
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本局の大盤開設は、三浦大介八段と藤田綾女流初段。加藤九段がゲスト出演していた。
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△5五香が刺さり、形勢は後手のツツカナ有利の模様。
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読みにふける船江五段と、観戦記を執筆する大崎善生氏。
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アンケートでも、約半数がツツカナ持ちと回答。
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解説の鈴木八段によると、人間かなり厳しい状況であるとのこと。
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2010年の詰め将棋選手権の優勝者でもある船江五段の逆転に期待したい。
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▲5八銀は疑問手だった模様で、コンピュータの評価値に差が開く。
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18時。形勢を人間よりに戻し、歓声が沸く。
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形勢グラフの推移。中盤以降、コンピュータ優勢だったが・・・、
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キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
ツツカナの△4二歩が変調で、評価値で人間が逆転する。写真は、ツツカナ作者の一丸貴則氏。
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苦しい状況だったが持ち直し、人間側が逆転した模様。大熱戦だ。
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△5四角成と引かせ、▲2八香から、反撃に転じる。
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▲3六金と、持ち駒の金を打つが、評価値が再逆転し、ツツカナ有利へ。
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上部に打った2枚の金が機能せず。持ち時間も少なく、差が開く。
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ツツカナの△5一香に、船江五段の▲1三銀。最後のひと勝負にでる。
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1分将棋へ。馬がいるため、後手玉は詰まない形のようだ。
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▲5三龍と龍を切るも、取らずに△3七桂から攻めてくる。
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20時36分、184手目で船江五段投了し、ツツカナの勝ちに。
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激指の棋譜解析結果は、下記の通り。
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21時10分から記者会見。重い空気・・・。
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勝ったツツカナの開発者の一丸氏。
・船江五段に勝てて、今回の1勝は高い価値
・使用したPCは、Core-i7、メモリは32ギガ
・使用予定だったPCは配送時に破損した。代替機は高性能で、2割ほどスピードが増した
・4手目の△7四歩は、予定の作戦。船江五段側の対策を外し、力戦に誘導した

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残念ながら敗れた、船江五段。
・△7四歩は研究会でも出たことがあった
・途中、はっきりよくなったと思った。そこからひどかった
・COMは、中盤までは、変わらない感じ。終盤は、COMらしい指し回しだった
・山あり谷ありだった。勝ち切れなかった。ツツカナは強い。特に終盤の粘り強さ
・終盤ミスをして、気持ちを切り替えられなかった

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解説の鈴木大介八段。
「ツツカナ強い。すばらしい。将棋は、集中力が続くことが大事」_R000_20130406204556.jpg

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