自戦の検討と、将棋仲間との交遊録。twitterアカウントは、『@ike_rui』です。
第2回 電王戦 三浦弘行八段×GPS将棋戦
六本木のニコファーレに、電王戦第5局(三浦弘行八段×GPS将棋戦)を観戦しに行った。
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大盤解説が行われているホール内はすでに満員で、来場者が多い。
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解説は、屋敷九段と矢内女流。ゲストに、作家の海堂尊氏が来ていた。
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対局中の三浦八段。
相手のGPSは、東大の約670台のPCをクラスタ化し、1秒間に2億8千万手も読むという脅威のマシンだ。
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戦型は、三浦先生得意の矢倉・脇システムに。
GPSが定跡にない△7五歩を突き捨て、金銀交換となった。
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後手のGPSは、持ち駒の金を△8四金と打つ。手厚い。
屋敷九段「三浦八段、苦しくなってきたか」
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対局中も公開されているGPSの読み筋。スペックを活かし、あらゆる手を読んでいる。
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先手の三浦八段の矢倉の上部が崩されていく。やはり、細い攻めをつなげる腕力を持っている。
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端に追い詰められた三浦玉。
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残り時間も少なく、厳しい状況だ。
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GPSの102手目△9四香で、受けが無い形に。
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ついに、三浦八段投了。真っ向勝負を受けて立ち、最後の1秒まで徹底抗戦を貫いた。
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終局後の記者会見。
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GPS将棋の開発チームリーダーの金子氏。
「670台ものPCが、トラブルなく動いて、よかった。
 GPS将棋は、1990年以降の棋譜のみ、定跡として登録している。
 ただし、30~35手目以降は、GPSが考えて指している。
 急戦(短手数で勝負がついた)の棋譜は、早めの段階で、定跡に頼らない設定にしている。」

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残念ながら敗れた、三浦弘行八段。
「電王戦を盛り上げるためにも、勝ちたかった。どこが悪かったのかは、正直、分からない。
 事前の練習将棋でも、GPSは序盤に穴がなく、難敵だと感じていた。
 COMと指していても、人間と指すときと感触は変わらなかった。」

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主催者であるドワンゴの川上会長。
「ビジネスだけでなく、将棋界の発展に寄与したいという思いがある。
 勝った負けたではなく、勝負にまつわる人間ドラマの部分を、これからも見てほしい。」

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日本将棋連盟の谷川会長。
「第3回の実施については、前向きに検討している。人選などは、(現在は)決めていない。」
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大盤解説を担当した、屋敷九段と矢内女流四段。
「電王戦はたくさんの人に注目いただき、素晴らしいイベントだった。
 (ニコニコでの解説は)来場者や視聴者との一体感を感じた。」

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電王戦全体を通じた、私の感想。

・結果は、COM側の3勝1敗1分けだった。ただし、2局目3局目は人間が勝てた可能性もあった。
・第3回は実施されると思う。ただし、主催者である新聞社との関係で、
 現役タイトルホルダー(羽生・森内・渡辺)は出場しないだろう。
 恐らく、屋敷九段、木村八段あたりではないか?
・Puel​la αとGPS将棋は、別格で他より強い。
 特にGPS将棋は、もう誰も勝てないのでは?
・今後、COM将棋が、未知の定跡の開拓に活用されたら面白い。
・5局とも相居飛車戦だった。究極に突き詰めると、最強の作戦は居飛車なのか?
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