自戦の検討と、将棋仲間との交遊録。twitterアカウントは、『@ike_rui』です。
またも相穴熊戦
将棋倶楽部24にて、レーティング対局。

▲自分×△相手


序盤に、相手が角交換四間飛車の構えを見せたため、注文に乗りたくなく、▲6六歩で角交換を拒否。
その後、相手は四間飛車穴熊に、私は居飛穴で、相穴熊となった。
角と飛車を立て続けに切って、相手穴熊を銀1枚に弱体化させる。
終盤、相手に緩手が出て(△8五桂・△3九飛)、勝ち

激指の棋譜解析結果は、下記の通り。
04301_20130430231038.jpg


先日、Tさんに
「攻め合いばかりではダメ。
 徹底的に受けられて、攻めを切らされたら負ける。
 切れる攻めか、切れない攻めか、感覚を磨くべき」

とのコメントをいただいたばかりなので、
自分でも指していて、「また攻め合いになってしまった」と思ったが、
結果的に攻めが切れずによかった。
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切れない攻め方は自然な攻め
棋譜の将棋についてコメントします。

39手目の局面。

△3九角を避けて▲2六飛ですが、
この手自体は悪い手ではありません。
しかし、ここで相手の△3五歩を逆用する攻め筋もありました。
本局以外でも応用できると思うので覚えておいて欲しい手です。
それは▲3六歩です。
思いつきにくい感覚かもしれませんが、△3五歩を直接咎めに行った手です。
以下の進行例は△同歩▲3八飛△6五歩▲3六飛△6六歩▲同銀・・・
▲3六歩は3筋からの逆襲を狙った手で、
▲3六飛が実現できれば手としては成立していると思います。
勝負はまだこれからですが、相手がまだ△6二金型なので多少先手が指せるように思います。

相手の△3五歩は、コメントの通り右桂を使わせないつもりだったのか、
△4四飛~△3四飛、または本譜の進行通り△3二飛を狙った手でしょうが、
厳密に言うと欲張り過ぎで、△7二金寄あたりの方が本手でしょう。

65手目の局面。

4枚穴熊+6四の拠点+桂得で先手が見た目以上に大優勢な局面です。
しかし、ここでの指し手が問題でした。
▲5四馬は▲2一馬からの予定との事ですが、攻め方としては良くないと思います。
何故かといえば、△5四銀は6三の地点を守っている駒ではありますが、
4枚の守り駒の中では一番働きが悪い駒です。
その駒と馬とを交換するのはもったいないのです。
そういう感覚を持って欲しいと思います。
▲5四馬よりは▲6六桂の方が本手だと思います。
駒損せず得をした駒で攻めるのが基本です。
以下の進行例は△同角▲同銀△2九飛成▲5五歩・・
この後、相手に無理攻めさせて駒得を生かして勝ちきるのが賢い勝ち方です。
馬はこの場合、何かの拍子に▲1一馬から自玉の受けに使いたい駒です。
自玉は安泰なので効率の悪い駒交換してまで急いで攻める必要はありませんでした。


74手目の局面。

▲5四馬から進んで大優勢だった将棋が怪しくなっています。
73手目の▲6三歩成で一応攻め駒が4枚ですが、攻めが本当に続くかどうか怪しいところでした。
相手の△8五桂が問題で、△1二飛や△8二飛と受けられたら本譜より難しかったと思います。
と金が無くなれば攻め駒が3枚になるので、攻めが切れていた可能性も否めません。

何故こういう危ない展開になったかは、
さかのぼって65手目の馬切り攻めが問題だったという結論に辿りつくでしょう。

切れない攻めをするためには無理をしない自然な攻めをもっと心がける必要があると思います。
拠点があれば、すぐにでも打ちこむような攻め方を改めないと
切れない攻め方には繋がらないでしょう。
拠点に駒を打ち込むのは勝負を決めに行くときの最終手段で、
その前に出来るだけ有利な状況を作り出しておくのがポイントです。

2013/05/01(水) 09:48:06 | URL | T #L95l6OL. [ 編集 ]
棋後れ
 上位者のアドバイスは貴重だが、原則的にはケース・バイ・ケース。本局は、相穴熊戦なので、「攻め」は決して罪悪ではなかった。
 さて、△4二飛に、▲6六歩は、「消極的で、損な手」とされているが、本局は局勢に影響が無かったようだ。

 41手目。▲6八銀。佳手。
 何より、考え方が気に入った。「飛車が4筋から居なくなったので」ご用済みの銀を、守備に使うと言う感覚だ。

 43手目。▲2四歩。【局面展望】
 相穴熊戦は、「イビ穴が良し」が定説だ。飛車先が突いてある分、積極的という考えもあるが、△5四銀と▲5七銀の姿が大きな要因で、4枚穴熊にした場合の連結具合が、イビ穴の方が優るという事だ。
 本局も、その例外ではなく、先手の利を生かして、仕掛けているので、イケ麺子優勢と言っても過言ではない。

 59手目。▲2二角成。棋風に則った手。
 ▲4四角は、一種の両取りのような手。コレに対して、△2五歩は『逃げるべからず』を実践したに過ぎない。
 さて、そこで「▲2八飛と逃げたら」というのが読みの基点。自分が掛けている飛車取りより厳しい手が見当たらないのなら、逃げるのが正解なのだ。
 ここは、車を逃げる手が、自然だったような気がする。

 61手目。▲5一飛。単飛車。
 私なら、▲5五歩と指したい。この銀獲りに対して、△4三銀とは逃げ難いので、△6五銀だが、▲2一馬と銀獲りの先手で、駒得する手が魅力的に映る。
 以下、△7四銀のも▲7五歩。歩損になっても、後に▲6三歩成△同金と穴熊を弱体化する手があるので、損な手順ではない。
 本来、『飛車(龍)で、香は角(馬)』が持論だが、本局は▲7七銀型の4枚穴熊だから、馬を引き付けるスペースが無いと考えるし、▲5四歩△同歩▲同馬と活用の道が開けているので、問題が無い。

 65手目。▲5四馬。本局随一の疑問手。
 相穴熊戦は、「飛車・角・金・銀・桂・香・歩・全て価値は同じ」とい言葉を聞いた事があるが、コレは相穴戦は、玉の堅さが形勢判断のバロメータになるから、<駒損を惜しんで、後手を引くな>位の意味に採らなければ成らないだろう。
 ▲5四馬は、イケ麺子らしい直線的な攻めだが、どうせ馬を捨てるなら、玉を直接固めている金と換えるような構想を立てたいものだ。
 それに、「わらしべ長者の法則」から言って、▲6三桂が相応な手。
 ただ、こんな展開になるのが予想されるから、▲5五歩△同銀と守りから引き離す手が大きいのだ。こういう手筋が、バンバン出てくると将棋の質も変わるのだが…。
 しかし、本局は、直前の△4四角が中々な手だし、歩切れでもあるので、この馬切りは部分的には、大いに不満だが、攻めの継続を考えれば、『お咎めなし』と評価しておく。

 以下、完璧な寄せ。逆・穴熊の「姿焼き」で、∞手数の勝ちとなる。してみると、▲6三桂△3三角打に、▲7一桂成~▲7一飛成が勝着。△6一歩のクリンチを許さない見事な猛攻だった。
 後手の敗着というか、敗因は序盤にまで、遡るかもしれない。一言で言えば、組み負けだった。

2013/05/01(水) 21:33:17 | URL | 暢 志忘 #- [ 編集 ]
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