自戦の検討と、将棋仲間との交遊録。twitterアカウントは、『@ike_rui』です。
千駄ヶ谷戦記
遊々将棋塾を受講後、道場で対局。食後なので、眠い・・・。
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▲自分 初段×△相手 二段


相手は、過去に何度か対局したことがある、研修会の女児だった。
昨日習ったばかりの振り穴を、試験的に導入してみる。
61手目に▲9一角成と成り込んだ時点では、私が優勢だったが、
65手目に香車を取られ、形勢逆転する。
終盤は穴熊にかじりついたが、弾き返され、負け

激指の棋譜解析結果は、下記の通り。
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シェイク・反動
 悪手は、悪手を呼ぶという、忌まわしい格言がある。本局のイケ麺子が、正にソウで、笑っちゃう程のココセだった。
 敗因は、ランチの取り過ぎだと推察する。野菜を採らんとラチカンよ!。

 33手目。▲3八飛。疑問手。
 既に、西川流とは、違う将棋になってしまったのだから、その残像で指しても手の一貫性は生まれない。新規巻き直しで、序盤を組み立て直さねければ、イケなかった。
 私なら、多少インチキ臭いが、▲7五歩と伸ばしてみる。穴熊完成を急ぐなら、▲6八角~▲7六飛が指せる。
 後手のイビ穴も、△6四歩・△6三銀が、ミスマッチに思えるので、ここは、そんなに悪い感じはしなかったが…。
 悪い感じと言えば、本譜の▲3八飛の一瞬は、悪い感じだ。手の流れとしては、▲3六歩~▲3八飛なのだが、ここに戦略的な含みがあるのだろうか…。

 37手目。▲5八金。“大”利かれ。
 △2四角、一発で、構想が瓦解した気がする。棋理からして、穴熊側の金2枚は囲いの根幹なのだから、離れていてはならない駒だ。でも、▲4八金では、手を決め過ぎ(飛車が窮屈)というのだろう…。
 しかし、▲5八金と受けさせられるのでは可笑しい。後に、▲4八飛~▲4六歩と指す含みなのかもしれないが、それとて手損もいいところだ。
 既に、この局面は、形勢に若干だが、差がついているのかも知れないが、私なら、▲6八角と頑張る。
 この戦法を熟知していないので、軽々に言えないが、▲3九金・▲4九金と金を連結させるところに意図があると思ったので、その金を動かしたく無い感じだ。
 だから、「角には、角」で対抗してみたい。どうせ△2四角も、何れは展開するだろうから、この手で一先ず相手の動きを見極めたい。

 39手目。▲2六歩。辛抱が足りない手。
 コレにて、苦戦という手。相手の意図に、嵌まった手だ。穴熊将棋で、2筋を突く手を見たことが無い。この空洞の長所は、一つもない。
 では、どう指すのか?。と聴かれると答えには窮する。とりあえず両端の交換を入れて▲9七(八)香まで、指すしかない。
 それでも、角を移動してくれなければ、▲6八角~▲5九金~▲4九金左と、元の形を目指してみる…。

 52手目。△5五同銀。旨味の無い指し方。
 プロの卵の卵としては、技巧を感じない直線的な手だ。ここは、△同銀と応じないと▲4四銀の摺り込みが嫌やという意味だろうが、▲5五角と踊り出られるのも、気分が悪い。
 私は、手の決め過ぎながら、△7三桂と呆けてみたい。▲4四銀と出させて、△6六歩の要領だ。だから、単順に銀を出ずに、▲6四歩という事になるかも知れないが、△6二飛と廻っておいて、無理攻めを誘う展開だろうか。
 △6二飛の前に、△8六歩と利かせたい意味はある。例えば、△6二飛▲5四銀△同歩▲6三歩成△同飛▲5二銀△5三飛▲4三銀成△同飛と捌き合いになる手順が予想されるから、飛車先を軽くしたい意味はあるが、先手が攻めてくる場面なので、この1歩損を躊躇うのだ。

 62手目。△7三桂。【局面探訪】
 捌き相って、イケ麺子の香得。相手の穴熊は、金銀2枚。事らは、2.5枚のイメージだから、イケ麺子優勢の局面に成った。
 これは、△7三角に▲6四銀を見落とした事に起因するが、そもそも、▲5七歩型に対して、△8四角が、当を得た指し方ではなかったという感想を持った。
 しかし、△7三桂は流石といわないまでも、雰囲気のある活用で、一瞬、馬が無力化させられている。イケ麺子としては、コレをどう戦線復帰させるかが、当面の課題と考える。
 私なら、▲7五歩△同角▲5四金△4一飛▲7三馬と、少々、過剰投資気味だが、桂を回収する。△6六角に、▲7七歩と飽くまでも、角を使わせない手も含んでだ。
桂を持てば、▲2四歩~▲2三歩の直撃弾も可能になる。ただ、お返しの△2六桂は、場合によっては、詰み筋までチラつくので、コレの何らかのケアも必要だが…。

 63手目。▲8一馬。及第。
 馬の活用という課題に対して、「自陣に利かせる」と言う解答だ。確かに、▲2五歩の成果!?。で、お頭がスウスウするので、これも在りと思った。
 ▲3四飛も映るが、△3三銀打▲3五飛△5六歩▲同歩△4五銀若しくは、△5七歩で、主導権を奪い返されそうだ。

 65手目。▲5六香。ポカ。
 『よく、見ろよ!』と自分で、自分の頭をドヤシ付けたくなる手だ。かと言って▲5四香も気が効かない手ではある。
 それでも、只よりはましで、△3三飛▲5二香成として、次の▲4二金の凭れ”を狙えば、一応優位は持続していると観る。

 69手目。▲3四飛。ゲーム・セット…。
 イメージ的にも、3三には、穴を明けておきたい(叩きがある)。▲3四飛△3三歩とされても、味がない感じ。
 それを、△3四香と貫かれる手をウッカリして、守備の要の金を進呈してしまうのだから、思考停止状態だったのだろう。香の只が尾を引いたのだ。以下、土佐酢。

 75手目の▲3二銀などは、本人の意識 の中では、「カジリ付く」感じなのだろうが、少女の方が将棋を識っていて、△4三金を逃げずに△3九金とド急所の金を捥ぎ取った。 
 こういうのを、辛抱が足りないというのだ。私は、手の中で【複数の意味】と言う表現を多用するが、将棋が苦しくなった場合、そんな有用な手は存在しない事も多いのだ。
 しかし、簡単に投げる訳にもいか無い!。そんな時、どうするか?。米長流に表現すれば、<女になる>のだ!?。
 「もう、貴男に、お任せしますわ」と、▲3八歩と受けて「まな板」に乗ってしまう。
 これは、受けの意味しかないが、相手に寄せ(動き)に来てもらい、「もし、間違えたら許しませんよ」という態度だ。
 ▲3七歩ではないのは、3八に空間が無い方が、寄せられ難いと言う勘。
 形勢有利を自認している後手は、▲3二銀が嫌だから、△4二金と引くだろう。理屈としては、コレで指し切り近いので、ならば単に▲3八歩で、1本▲3四歩△同香▲3八歩だったか?。と言えば、これはレバタラで、結果論に過ぎないが、こういう利かしを入れるか、単に受けるかが、その人、その人の逆転術であり、勝負勘なのだ。
 因みに、この意味は、△3四同香▲3八歩△4二金なら、▲4五金という意味。続いて、△5一飛(馬取り)▲3四金△8一飛なら、▲3三歩とか、▲2四歩~▲2三歩という喰い付が狙い。
 凄まじい駒損だが、相手は受けに適さない駒しかないし、歩切れでもあるので、一方的に玉頭に攻められる手順なら、間違いが起きるかもしれないし、既に形勢が悪いのだから、負けて本望なのだ。

 本局は、▲6五歩~▲5五銀という幾分無理な打開から中盤戦に突入したが、相手のミスもあり、指し易い局面を創った。
 そこで、件のココセを出してシマッタのだ…。「下段の香に力あり」誰でも知っている格言に従ったが為に、痛い目に遭ったのだが、実戦は“生き物”という事を再認識して欲しい一局だ。
2013/05/26(日) 12:56:20 | URL | 暢 志忘 #- [ 編集 ]
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