自戦の検討と、将棋仲間との交遊録。twitterアカウントは、『@ike_rui』です。
御徒町戦記 相居飛車デビュー
御徒町将棋センターを訪問した。
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およそ三年半前に将棋を始めた小生であるが、習得した戦法の変遷は、
5七銀左戦法居飛穴三間飛車右四間穴熊で、現在に至っている。

覚えたての時期に、棒銀に蹂躙され、相居飛車戦で負けが込んだため、
対抗型党に転進し、以来、相居飛車は指していなかった。

しかし、Tさんの勧めもあり、
・相居飛車も指した方が、将棋の幅が広がり、上達するのではないか
・相居飛車を指さないのは、将棋の魅力の半分を捨てているのではないか
・相居飛車を指すようになれば、プロ棋戦もより興味を持って観戦できるのではないか

の3点から、相居飛車も指してみようと思いたった。

1局目 ▲自分二段×△相手 三段


果たして、戦型は相居飛車。私から角を換え、角換わりの将棋に持ち込んだ。
序盤早々に棒銀で、9筋を破られ、成香に侵入されててしまう。
しかし、こちらも角と銀を打ち込み、相手の飛車を捕獲に行く。
対局中は常に劣勢だと感じていたが、驚いたことに、激指のグラフは私が優勢だという。
73手目の▲6一龍の龍切りが敗着で、ここは▲6四桂と打つべきだった。
以後、挟撃され、負け

激指の棋譜解析結果は、下記の通り。
05301_20130530224049.jpg


2局目 ▲自分二段×△相手 三段


2局目も相居飛車。先手の私が矢倉を作ると、後手は居玉のまま右四間を発動させた。
角銀桂の攻めで、玉が入城する前に矢倉は崩壊し、負け

激指の棋譜解析結果は、下記の通り。
053012.jpg


初の相居飛車戦は、案の定連敗。
居飛車党の御徒町三段には、さすがに勝てない(1局目はかなり頑張った方)。

相居飛車には矢倉、角換わり、横歩取り、相掛かりの4戦型があるが、
まずは角換わりから勉強してみようかと思った。
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コメント
コメント
一歩づつ前進
棋譜の将棋についてコメントします。

1局目の将棋。

5手目の局面。

指し手がわからなくて▲7八金とのことですが、
おかしな手ではありません。
先に▲2五歩とする方が定跡としては一般的ですが、
ここで▲7八金と指す方が手が広い意味があり、
私はいつもここで▲7八金と指しています。
▲7八金に代わり▲2五歩と定跡通り指した場合、
相手が△8五歩なら普通ですが、
△8八角成と1手損角替わり模様の将棋にされた場合に▲2五歩が気に入らないので。

7手目の局面。

ここが問題でした。

▲2二角成と自分から角交換するのは1手損なので普通はやりません。
先手の利が消えて実質後手になった計算になります。

ここでは▲2五歩が普通でした。
▲2五歩に△3二金が普通です。
以下▲2四歩で普通の相居飛車の将棋になります。

14手目の局面。

この△7二銀はよくある定跡手順ですが、棒銀と思うのは早合点です。
次に△6四歩なら相掛かり、△8三銀なら棒銀です。

15手目の局面。

ここで▲6八玉だったので相手は棒銀にしたと推測されます。
相手と同様に▲3八銀が普通です。

19手目の局面。

▲9六歩は相手の攻めに加速をつけてしましいました。
しかし、実はこの局面は既に棒銀ペースです。

▲6八玉~▲7九玉は結果的に戦場に近付いてしまい棒銀攻めにはあまり効いてません。

本譜はその後、絵に描いたような棒銀攻めで端を破られて普通なら完敗でした。
しかし、優勢になってからの相手の指し手が?の連続で勝勢になったのは驚きました。


本譜でまずかった点は
1. 先手なのに角交換して手損した。
2. 相手が棒銀の可能性があったのに
  王様を左辺に囲った。

特に2は感覚的に対抗形と一番違うので注意して欲しいところです。
囲っても良くなるとは限らないのが相居飛車系の将棋の難しいところです。
王様を左辺に囲う場合は相手が△6四歩~△6三銀と銀を中央に使う事が明確になったときに初めて、
▲6八玉や▲6九玉と囲うのが常識なのです。

2局目の将棋。

17手目の局面。

この▲7七銀は右四間飛車に対しては疑問なのです。
理由は20手目の△8五桂が銀取りになるからです。
本譜とは少し違いますが、
初手から▲7六歩△8四歩▲6八銀△3四歩▲7七銀・・という出だしの矢倉定跡は
昔の定跡本に載っている有名手順です。
しかし、今はプロやアマチュアの間でもこの手順で指す人はほとんどいないでしょう。
指すとすれば加藤一二三九段ぐらいかもしれません。
今は▲7七銀に変えて▲6六歩が主流です。
理由は上記記載の通り、右四間急戦になった場合、
△8五桂が▲7七銀に当たるからです。
▲7七銀を指す場合は相手が必ず△8五歩とした(△8五桂がない)場合に限ると覚えて下さい。

本譜では△8五桂とされて▲7七銀の悪さが実感出来たと思います。
本譜の▲7七銀では▲6七金右が普通です。

19手目の局面。

相手が右四間飛車の場合は
▲7九角と絶対に引いてはいけません。
角はそのままの筋で使います。
▲7九角では△8五桂を避ける意味でも
手損のようですが▲6八銀と引くのが筋です。
以下、△6五歩には▲5七銀右で本譜のように一気につぶされる事はありません。

本譜は▲7九角と引いたために相手の攻めが決まってしまいました。
角を引かずに受けるのが右四間飛車の受け方です。

詳細手順は定跡本などで確認して下さい。

但し、本譜の場合、相手が居玉のまま一直線に△6五歩と攻め合ったのは少しやりすぎで、
△4二玉や△9二香などを指されてから△6五歩を指された方が困ったと思います。
△6五歩はいつでも指せるので。
相手が最善手順でなかったから激指の評価も途中までいい勝負だったのでしょう。

結果はともかく、居飛車を指したことに意義があると思います。
負けながらでも勉強していけば一歩づつ前進できます。









2013/05/31(金) 00:27:26 | URL | T #L95l6OL. [ 編集 ]
コメントありがとうございます。

相居飛車戦は2局とも敗局でしたが、負けた分、注意すべき点がよく分かりました。

・先手から角交換をしない
・相手の右銀の動向を見てから、玉を寄せる。
 早くに玉を左辺に寄せると、棒銀の目標になる。
・玉側の端歩は突かない


矢倉に囲うと、右四間を採用する相手は多そうです。

・桂の射程の7七に銀を置かない。△8五歩型の場合は、置いてよし
・角は居角のままで使う

相居飛車戦は覚えることが多そうです。
矢倉、角換わりから勉強をはじめていきたいと思います。


同じ戦形ばかりを指していても、進歩は遅いということも感じました。

新領域に着手したほうが、全体的な気力向上につながると思います。
2013/05/31(金) 22:21:25 | URL | いけるい #- [ 編集 ]
端歩についての補足
『玉側の端歩は突かない』とのコメントがありましたが、
それについては少し補足しておきます。

玉側の端歩を突いていけないのは相手が棒銀の可能性があるときだけで、
棒銀にしないことが解った時点で突くことは可能です。
玉側の端歩を突く利点は自玉の逃げ道が広がり、
突いていない場合より詰みにくくなります。
突かないで突き越されると端攻めが厳しい手になる可能性があります。
但し、実際に突いた方がいいかかどうかは非常に判断が難しく、ケースバイケースで違ってきます。
端歩突きがいい悪いというよりかは
それによって将棋の内容が変わったりするので、非常に奥深いテーマです。

私も端歩については正直まだよく解りません。
居飛車党の永遠の課題かもしれません。
2013/06/01(土) 11:22:04 | URL | T #L95l6OL. [ 編集 ]
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