自戦の検討と、将棋仲間との交遊録。twitterアカウントは、『@ike_rui』です。
全国ブロック普及サミット
この日は、全国ブロック普及サミットが開催された。会場は、アルカディア市谷。
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このサミットは、将棋連盟と支部役員・普及指導員が、普及に関して会議を行うというもの。
天野支部は、支部長の天野先生が道場対抗戦出場のため、代理で私が出席した。
87人の支部長・普及指導員が出席したが、見たところ私が最年少の参加者だった。
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本題のサミット開始の前に、指導者講習会があった。高野先生より、
「初心者の子どもは、駒の損得勘定が難しい。駒に点数をつけて、数えさせる」という講義。
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ちなみに、飛車100点、角95点、金60点、銀55点、桂30点、香20点、歩5点で勘定する。
大駒は成ったら20点追加で、開始時の持ち点は570点。
プロの対局で50点以上差が開くことはまずなく(最終盤除く)、
持ち点が500点を割ると、敗勢だと言う。
「歩が成ると、大きく持ち点が増える」と教えることがポイントであるそうだ。
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小倉先生から、江東区の小学校で指導を行い、大会を行ったお話。
校長・PTAに働きかけることが大切であるそうだ。
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武市先生より講義。
「将棋は、『駒をどこに利かすか』というゲームである。言葉で伝えることが大切。
 攻め手と守り手の利きの数を計算し、駒の利きで勝っている所=玉の弱点である」
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会場の一角では、女流棋士による指導対局も行われていた。斎田先生。
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鈴木環那先生。
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室谷先生。
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飯野先生。
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15時から、サミットの開始。
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常務理事の島先生から、普及に関する基本方針の説明と報告。
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主な内容は下記の通り。
・連盟は、女性団体への普及が遅れていたが、ベネッセさんの支援で、団体戦が開催され、大成功。
・テーブルマークこども大会の成功などにより、子どもを中心に支部会員は増加し、1.7万人に。
・観る将棋ファンも増え、モバイル会員は1.5万人に。
・大会参加者より、教室参加者が増加傾向にある
 女子児童は勝負事を避ける傾向があり、教室参加は多いが、
 大会に参加してもらうにはハードルが高い。
・今後は、大学将棋との融合も考えていきたい。
・JTBの調査によると、10~14歳に将棋を始めた層が38.3%と最も多く、
 就学期と、親の子育て期に、将棋を始めるケースが多いとのこと。
 ちなみに、囲碁を始めるのは15-19歳が26%であり、将棋の開始年齢は、囲碁より約5年先行している。

普及推進棋士に着任する、大野先生からご挨拶。
大野先生は、地域に根ざした教室運営を長年されており、大変適任だと思う。
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同じく普及推進棋士の真田先生。地域への普及活動に継続性をもたせるべく、
普及推進棋士が設けられ、お二人のほかに、森けい二先生を入れて3人。
盤上の指導だけではなく、予算の捻出や獲得などに取り組むという。
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この後、質疑応答があったが、消費増税に伴う支部会費値上げ回避要請や、
支部対抗戦の出場枠問題、将棋手帳不要論などのやり取りが中心で、
本題の普及に関しての議論にならず、残念。

本来であれば、
・シニア層(最大のボリュームゾーン)
・子育て期の父親(家庭内の普及員)
・社会人(可処分所得が高い)
・女性(未開拓で、開拓余地が大きい)
・子ども(受験期に将棋を止めるケースが多い)
といったターゲット別に課題を抽出し、それぞれに応じた普及戦略を執行部は立案・提示し、
各支部がその戦略をスムーズに遂行できるようサポートを享受できる、
という関係が、理想である。

将棋というコンテンツと、プロ棋士というタレントを活用し、いかにマネタイズしていくか、
コンテンツマーケティングの観点で、中期的なPDCAを回していく必要があると思いました。
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コメント
コメント
後半の普及対象に対する分析やマーケティングの絞り込みが、ごもっともな指摘で納得しました。
2014/09/29(月) 03:09:17 | URL | はじめまして #- [ 編集 ]
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