自戦の検討と、将棋仲間との交遊録。twitterアカウントは、『@ike_rui』です。
村上春樹的 御徒町将棋センター
人間というのは、大別するとだいたい二つのタイプにわかれる。
つまり、振り飛車を指す人間と、指さない人間とである。
べつに前者が保守的で、美濃囲いを愛していて、ちょっと右翼的で
後者がその逆で、というわけでもなく、
ただ居飛車の定跡が難しいという極めて単純な次元での話である。
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「もし、世界中の将棋指しがすべて久保利明だったら」
直子は、香を1二へ滑らせて言った。
「この世に居飛穴なんて存在しなかったのに」
「あるいは」
僕はそう言いかけて、口をつぐんだ。
日曜日の朝、浜松町の駅から産業貿易会館に向かう久保利明の一群。
オーケー。悪くない。
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「完璧な藤井システムなどといったものは存在しない。
完璧な藤井猛が、この世に存在しないようにね。」
僕が最初に、御徒町将棋センターを訪れたころ、彼は僕に向って言った。
僕が、その本当の意味を理解できたのは、二段になってからのことだったが、
少くともそれをある種の慰めとしてとることも可能であった。
完璧な藤井猛なんて存在しない、と。

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▲自分 二段×△相手 三段


「詰んでいたのに」
席主さんは言った。
「140手目は、▲3四歩でなく、▲3四銀。」
やれやれ。私はそう思ったし、二人の顔もそう語っていた。
2015年の冬。僕たちは、こうして詰みを逃していた。


激指的な存在が語る、棋譜解析結果は、下記の通り。
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