自戦の検討と、将棋仲間との交遊録。twitterアカウントは、『@ike_rui』です。
木村一基八段 指導対局
先週4月9日の飯野教室のゲストは、百折不撓・木村八段だった。
私は数多くの先生の指導対局を受講しているが、
中でも木村先生は屈指の教え上手であり、大変勉強になった。
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▲自分×△木村一基八段(飛車落ち)


下手は三間飛車。従来通り、7五歩・5七銀型の高美濃に組む。
上手に6筋の位を取られ、その合間に上手の右銀に進出されてしまう。
9筋で香を換え、飛車を中央に回したものの、金銀4枚でがっちり受けられてしまう。
92手目の▲6六銀捨てから強襲したものの、攻めが続かず、負け

激指による棋譜解析結果は、下記の通り。
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感想戦での木村先生の指導

まず、私が飛車落ちで愛用している、下記の陣形について
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・この陣形は、攻めの飛角銀桂が、バラバラの方向を向いてしまっている(!)。
・今後は、違う指し方も覚えてみましょう。
 まず、7筋の位を取るのは、そんなに得ではない。
・それより、上手に位を取らせないことを意識しましょう。
 (8筋の位は取られてもかまわない)
・その方が、上手は指す手が無く、手を作りづらい。



・例えば、下記のような陣形から、▲7五歩、△同歩、▲同飛、△7四歩とし、
 次に▲7六銀と銀を進出させる攻めを覚えましょう。

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・そして、上手玉が8筋にいた場合は、飛角銀桂を下記のように配置しましょう。
 飛角銀桂の利きを、上手玉の急所の1カ所に集中させることができます。

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・あるいは、上手玉が6筋にいた場合は、飛角銀桂をこのように配置しましょう。
 飛角銀桂が急所の6五を睨んでいます。大事なのは、
 上手の陣形に応じて、飛角銀桂が上手陣の急所を狙うように駒組みをすること。
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木村先生の指導のポイント

・上手に位を取らせない。上手は1つも位をとれないと、駒を進出できない。
・上手に歩を渡さない。渡すと計画が頓挫する。
・上手の陣形、玉の位置を見て、その急所を狙うように飛角銀桂を配置する。
 (飛車を振る筋、角の転回は9七か?5七か?など)


思い起こすと、私が平手で愛用している石田流本組み・右四間飛車も、
飛角銀桂を1カ所に集中させる駒組みである。
駒落ちの場合でも決め打ちではなく、上手の陣形を見て、駒を集中させることが大切だと気付いた。

木村先生の指導対局では、単に指した手の善悪だけでなく、
対局時に何を意識すればいいのか、そのポイントをご指導いただいた。
指導相手の技量を瞬時に判断して、的確に指摘できる木村先生の指導力の高さを、伺いました。

木村先生、ありがとうございました!
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