自戦の検討と、将棋仲間との交遊録。twitterアカウントは、『@ike_rui』です。
コーヤン流での持久戦
将棋倶楽部24で、レーティング対局。

▲自分(R1600)×△相手(R1550)



戦型は、相手の居飛車に、私のコーヤン流三間飛車。
61手目、単飛車の▲3一飛でなく、詰めろの▲2一飛を発見し、勝ち


激指の棋譜解析結果は、下記の通り。
05171_20120517234927.jpg


三間飛車採用時は、持久戦の方が勝率が高い。急戦で来られた際に、勝率を落としている。
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棋譜の将棋についてコメントします。
基本的に居飛車の指し方に問題が多く優勢を築けました。
決めるべきポイントで正確に指せていたので、うまく勝つことができたと思います。

43手目の▲6四歩は"予定通り"とのことですが、
△4六角~△5七銀の攻撃が成立しないとの判断で指したのならお見事でした。
△4六角▲同金に△5七銀なら、以下▲4五金△6八銀不成▲4四角で居飛車失敗です。
△5七桂成は、恐らく△5七銀が成立しないことに気づいた予定変更でしょう。
△2四角では、まだ△5二金上と指した方がましでした。




2012/05/18(金) 08:18:58 | URL | T #L95l6OL. [ 編集 ]
芯棒
 本局は、「コウヤン流の持久戦」とあった。私的には、序盤早々、位を巡り非常に緊迫した展開で、総手数からしても70手未満でもあり、寧ろ急戦の将棋と見た。
勝負所を探って見たい。

 36手目。△4四同銀。【局面展望】
 居飛車穴熊でも、左美濃に対しても、振り飛車から4筋の位を取られるのは、非常に多き失点ではある。まして、本局は舟囲い。
 ここを漫然と許しては、それだけで、形勢に差が着くとしたものだ。ここを機敏に、△3三桂~△4四歩と合わせて行ったのが、将棋を知っているということだ。
 それに対する、イケ麺子は…。

 37手目。▲4五歩。好手。
 △同桂と取られて、1歩損で、良いところが一つも無い様だが、逆に△4五歩と抑えられると、▲5七銀と凹まされて、結果として大きな手損を招くばかりでなく、制空権を渡した分、玉の堅さも美濃囲いの方が弱く成っている。
 さて、△4五同桂と取るだろうが、これで振り飛車が良くなったという事ではないが、こう桂を露出させれば、▲4六銀の好位置を開け渡さずに済む。
 そして、この将棋の形勢判断は、この桂を先手が只で取れる展開に成れば有利。跳ねた桂が寄せの主軸になれば後手の優勢という見方が出来る。

 43手目。▲6四歩。辛抱の足りない手。
 コレが、『我れ先将棋』だ。予定と、コメントがあるが、△4六角~△5七桂成の変化に自信があるということなのだろうか…。
 私の直感では、取った銀を△5七銀と飛車金に打てば優勢と映ったが、検討してみたら簡単ではなかった。
 △4六角▲同金△5七銀▲4五金△6八銀▲4四角△同銀▲同金△6六角で、駒割は先手の銀桂と飛車の交換で悪くないが、歩切れの上、攻め駒を責められているので、苦しいのには違いないが、「銀・銀・角・桂」に、金が盤上に居るので、案外攻めが繋がる可能性もある。
 まして、受けの甘いアマの将棋では、事故が起こる可能性は大だ。私なら、次の▲6四歩や▲4五銀の後の先を見せて、▲6七飛と我慢する。
 イケ麺子の将棋に限らず、私も、目の前の優位(例えば、△2四角と一時力で上がった角の罪で、▲4五銀~▲1一角成が美味しい)に、目が眩むかのように、悪手を指してしまう事がある。好事、魔多し。結局、突然の優位に慌てて、集中力が切れ、腰の浮いたまま攻めて行き、打っチャリを喰らうシーンを嫌という程、経験している。
 ここを我慢するだけで、勝率は、グんと上がるだろう。論より証拠。▲6七飛と我慢した図は、後手も悩ましい。というのも、①▲6四歩と②▲4五銀の二つの狙いを防ぐ事が出来ないからだ。
 「攻めるは、守るなり」で、△8六歩~△8八歩が筋だが、こういう重い手では幸せには成れないだろう。

 48手目。△4八歩。疑問手。
 この局面は、先手が、▲6五飛と1回効かされた所なので、断然、「後手持ち」と考えていたが、案外、微差なのかもしれないと思い直した。
 本来なら、△6四歩と手を戻し、▲同飛△6二飛で、後手良しのストーリを描きたい所 だが、△3三桂と跳ねているので、飛車交換は1段目がスウスウしていて指し切れない。
 そこで、私なら△4五歩と指してみたい。▲同金△同銀▲同飛なら、△4四歩と飛車角を1手で封殺できる。続いて、▲同角や▲同飛は、流石に攻めが細いだろう。
 先手も、▲6五飛の我慢だろうが、△6四歩▲同飛△5一金と、我慢比べで、互いに難しいだろう。
 因みに、この△4八歩に、自信を持って▲5九金と寄っているが、感想が可笑しい。△5八成桂~△4九歩成が本当に厳しいというなら、△4七歩と垂らして、△4八歩成だって、厳しいのではないか!?。
 先手の攻めは、▲6三歩成・▲5三とと、2手指せて一人前。だから、後2手(1手分は、後手の手番)は指せるるが、流石に▲5三とまで行くと、「先手勝ち」の感じなので、後手も当たりの強い手で、厳しく迫らなければイケ無いようだ。
 そう考えると、私の△4五歩すら甘く、▲6三歩成△4六歩(金の只取り!)▲5三と△4七歩成は、攻め合い一手負けの予感がする。
 とすると、△4八歩の直接手では、△6四歩と手を戻し、▲同飛△5一金と受けに回るしかないのかも知れない。

 57手目。▲7五角。結果として勝着。
 単飛車かとハラハラ見ていたが、「寄せは、金を狙え」のセオリー通り、この角が好点に成った。『飛車打ちの前に、何かないか』という発想があったか、行成、▲7五角と思考が爆発したかは分からないが、単飛車の前に…と局面を見詰める事により、成桂にも働き掛けてといった発想に繋がるのだ。

 将棋は、一旦良くすると、次々と好手に恵まれる。失礼ながら、61手目の飛車打ちなどは、普段なら王手に打ってから、次の手を考える位のイメージではないだろうか!?。
 ▲2一飛など、次に狙いがある手の方が厳しいというのが、私の終盤の考え方だが、もう相手の方が、諦めてくれたから簡単に勝てたのであって、△3二金と辛抱されていたら、明解な勝ちが得られたとは断言できない。
 だから、▲2一飛は勿論佳手だが、フィニッシュではなく、コレが読みの起点だと、集中力を高めて欲しいものだ。
 ハブ名人などは、「何時、勝ちが見えましたか?」と聴かれると、終局ギリギリの手を指摘することが多いという。コレは謙遜でも、相手への労わりでもなく、ハブが、ハブの読みで指せば、『将棋は、何処まで往っても、難しい』という事に、帰結するに過ぎないのだろう。

 本局は、4筋の揉み合から、中・終盤に突入したが、1本の筋というか、主張を巡る闘いが繰り広げられて、非常に見ごたえのある将棋だった。
 後手も、優勢と考え、△4六角~△5七桂成を決行したが、▲6五飛が茫洋とした手で、決め手を許さず、寧ろ深みに誘うような展開に成り、後手を幻惑した。
 手前味噌に成るが、△5七桂成では大した事が無く、△5七銀と駒得(二枚換え)趣向という明確な主張点をもって指さなければ、ならなかったのかもしれない。
 それと、後手陣に眠ったまま終わった桂が泣き、金が離れ駒だったのが、勝敗を左右したのだ。
2012/05/19(土) 07:57:16 | URL | 暢 志忘 #- [ 編集 ]
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