自戦の検討と、将棋仲間との交遊録。twitterアカウントは、『@ike_rui』です。
社団戦記
2012年度社団戦4日目での対局棋譜。持ち時間は30分30秒。この日は3局指した。

1局目 ▲自分×△相手


戦型は、私の三間飛車に、相手は居飛車急戦。
居飛車の急戦をしのいでおり、中盤はチャンスがあったものの、攻め手を清算してしまう。
その後はチャンスはなく、負け

激指の棋譜解析結果は、下記の通り。
10286.jpg


2局目 ▲自分×△相手


戦型は、私の右四間穴熊に、相手の四間飛車。
右四間の仕掛けを強行するも、軽くいなされる。端と二枚飛車で挟撃され、負け

激指の棋譜解析結果は、下記の通り。
102825.jpg


3局目 ▲自分×△相手


戦型は、私の三間飛車に、相手の居飛車急戦。乱暴な角捨ての代償に、飛車を成り込ませる。
最後は相手玉のトン死で、勝ち
激指で検討したが、42手目の▲6六同銀以降、最善手を指し続けることができてよかった。

激指の棋譜解析結果は、下記の通り。
10284.jpg

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コメント
コメント
社団戦に参加されたシマケン2将棋部の皆様や
他チームで出場された皆さま、長い間お疲れ様でした。

さて、棋譜の将棋についてコメントします。

1局目。

35手目の局面。

▲8八飛は受けの手と思いますが、後の展開からしても
1手の価値を感じません。
代わる候補手は▲6七銀。
以下、△6五歩なら▲6八飛です。

45手目の局面。

▲9八香も1手の価値を感じません。
9八香の意味は角で香車をダイレクトに取られないことが主ですが、
この場合、その展開にはならないと思えるので。
単なる手待ち、様子見感覚で指すと悪手になる可能性がある手です。
ここではやはりコメントにある通り▲6八飛でしょう。

急戦は決して防げていません。
駒の繰りかえがあったので△6五歩が遅くなっただけで・・

2局目。

34手目の局面。

▲1六歩はやはり1手の価値を感じません。
ここでは、代わりに▲3六歩か▲7八金上と指したいです。

38手目の局面。

▲1七桂はうまくありませんでした。
ここで変な手ですが、▲3六歩が勝負手ではないでしょうか?
△3五歩に▲3六歩とは通常はない発想かもしれませんが、
このような手は、たまにプロの実践などにも登場します。
以下△同歩なら▲3八飛です。
▲3八飛に、△4五歩なら▲3三角成△同桂▲3六飛が桂取りの先手です。
▲3六歩に△4五歩なら、▲3三角成△同桂▲6六角~▲4五歩・・
ちょっとうそくさいですが、戦いになれば穴熊の硬さが生きるので・・

本譜のように、2筋の歩を突かないで右四間から穴熊囲いを優先させる指し方は
ありだと思いますが、右桂の活用なしでは基本的に右四間飛車の戦法が成立しないので
注意が必要です。

3局目。

1局目に続き、本譜の将棋でも感じましたが、よほど▲6七銀が嫌いのようですね(笑)。
▲6七銀を早く指せばかなり楽なのに、指さないために苦戦してると思いました。

30手目の▲4七金や32手目の▲3六歩よりも▲6七銀と指したいです。

居飛車は棒銀での急戦を明示しているので、理想をいえば▲4七金を保留
(▲6七金の余地の残す)して▲6七銀と上がりたいです。
有名な棒銀定石を確認して頂ければ詳細はおわかり頂けると思います。

振り飛車の受けの基本は先受けです。
居飛車が攻めてくるより先に▲6七銀のように受ける感覚が上達には重要と思います。

感覚といえば、もう1つ直して頂きたい感覚があります。

38手目の局面。

▲7五同歩は、振飛車党なら感覚的に絶対に"ない"と思う手です。
以前にも同じ指摘をさせて頂いた記憶があるのですが・・
何故悪いかは、実戦で負けて覚えるのが一番なのですが、
本譜のように勝ってしまうとそれはそれで困りものです。

本譜は、以下角損でも勝てたのは、説明しなくてもわかるかもしれませんが、
相手の形が変則(△4二銀△5三金)であったため、
通常ではありえない▲4一銀があったからです。

▲7五歩に代わる手はコメントの通り、▲6五歩でしょう。
一目この手が浮かぶようでないと振飛車党とは言えないでしょう。
以下、△7七角成▲同飛で、厳密には優劣がついているかもしれませんが
難しい中終盤戦へ突入するでしょう。


2012/10/28(日) 23:56:48 | URL | T #L95l6OL. [ 編集 ]
コメントありがとうございます。

今年の社団戦では、対居飛車急戦が多く、これに苦戦させられました。


1局目

>35手目の局面。 ▲8八飛は受けの手と思いますが、後の展開からしても
>1手の価値を感じません。 代わる候補手は▲6七銀。以下、△6五歩なら▲6八飛です。

桂跳ね(△7三桂)には▲8八飛と覚えていました。
銀・飛車を、攻められている6筋に集めた方がよいでしょうか?


>45手目の局面。▲9八香も1手の価値を感じません。

▲9八香が必要なケース(角が直射)、不要なケース(角が直射しない)に応じて、
指さないといけないですね。
いつまでも飛車が8八に居ても仕方がないので、▲6八飛でしたか。



2局目。

2局目の相手は、私大将棋サークルの若者でした。
私の相手は6将でしたが、メンバーの中では先輩格のようでした。
実際、私よりだいぶ強いと思います。

37手目に△3五歩と突き、桂の活用(右四間の仕掛け)を封じられ、手が出ませんでした。

>38手目の局面。
>ここで変な手ですが、▲3六歩が勝負手ではないでしょうか?

右四間の定跡である、桂跳ね(▲1七桂)に固執してしまいました。
「桂で3三の角をどかして、▲4五歩」のいつものパターンを脱するべきでした。

上位者には、ワンパターンな右四間は通用しないとの証左です。



3局目。

>1局目に続き、本譜の将棋でも感じましたが、よほど▲6七銀が嫌いのようですね(笑)。
>▲6七銀を早く指せばかなり楽なのに、指さないために苦戦してると思いました。

私が居飛車急戦に苦戦を強いられる理由は、「▲6七銀型にしない」からですね。
大いに勉強になりました。


>38手目の局面。▲7五同歩は、振飛車党なら感覚的に絶対に"ない"と思う手です。

振り飛車党的には、「相手の銀を5段目に進出させる手はない」ですね。
銀を7五に呼び込んでカウンターを狙いましたが・・・。


やはり、ポイントは「対居飛車急戦」です。
普通の振り飛車党と異なり、私は「四間飛車を覚える」ルートを経由せずに三間飛車に入ったのが、ネックな気がします。

・対居飛車急戦の熟達
・石田流、ゴキゲンの導入
をやってみようと思います。
2012/10/29(月) 23:27:23 | URL | いけるい #- [ 編集 ]
>桂跳ね(△7三桂)には▲8八飛と覚えていました。
>銀・飛車を、攻められている6筋に集めた方がよいでしょうか?

桂跳ねに▲8八飛と受ける定石はおそらく、
5三銀左7三桂型戦法の急戦対策で、居飛車が△5五歩~△4五歩(6五歩)と攻める
4五歩(6五歩)早仕掛け対策ではないでしょうか?
その場合は▲8八飛は成立します。
その定石では振り飛車が先手の場合は、
居飛車側の急戦が成立しないとされているようです。

居飛車急戦側の狙いの一つは
8筋からの飛車の成りこみですが、
8筋に飛車を回る受け方は
それを全面的に阻止しようとする少し欲張った受け方になります。
常に成立する手ではないので注意して指す必要があります。
通常は攻められる筋に飛車を回るのが正しい受け方で、
例え8筋は破らせても、飛車を回った筋から反撃して指す方が多いでしょう。

ノーマル三間飛車は振り飛車の中でも特に、
指し手が居飛車の手に作用される傾向が強いので、
自由度はほとんどありません。
一番受けの指向が強い振り飛車に思えます。
そういう意味では石田流やゴキゲン中飛車の方が自分から動いて手を作る戦法なので、
いけるいさんの棋風には合っていると思います。
但し、四間飛車を指すこともおススメしたいと思います。
ノーマル三間飛車よりは攻撃性があります。
私はもともと居飛車党ですが、
以前は四間飛車もよく指していて勉強になりました。
2012/10/30(火) 08:40:40 | URL | T #L95l6OL. [ 編集 ]
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