自戦の検討と、将棋仲間との交遊録。twitterアカウントは、『@ike_rui』です。
御徒町戦記
仕事帰りに、御徒町将棋センターを訪問。
今度、この御徒町将棋センターで、ドラマ『相棒』のロケが行われるとのこと。オンエアが楽しみ。
_R000_20121108220129.jpg


▲自分 二段×△相手 三段


戦型は、相手の四間飛車に、私の右四間穴熊。
寄せ合いになる前に、自陣の穴熊をギッチギチに固めておいた。

89手目に、▲7二角成と一気に寄せにいったが、寄せ切れず、負け
感想戦では、89手目は、▲7八金打と受けに打つべきだったとのこと。

激指の棋譜解析結果は、下記の通り。
11082.jpg
スポンサーサイト
コメント
コメント
定石本の危険性と戦型の整理
棋譜の将棋についてコメントします

33手目の局面。

▲5九金ですが、ここでは組み方として少し疑問に感じます。

私は読んでいないので詳細はわかりませんが、おそらく
中川大輔著『すぐ勝てる!右四間飛車』の影響と推測します。
その本では金は1段目をはわして組むのがいいと記述してあったのだと思いますが、
それは相穴熊戦で▲2五桂と攻めない形ではありませんか?
形が少しでも違えば指し手の意味が全く違ってしまうのが将棋の難しいところです。

右四間穴熊対四間飛車の戦型では過去に何度かコメントさせて頂きました。
同じ事を繰り返し記述するようですが、過去のコメントも思い出して頂けると幸いです。

この戦型の弱点は5七の地点です。
常に△2四角~△6五桂の攻め筋を注意する必要があります。
従ってここでは、▲5九金より▲5八金が勝ると思います。
さらに、当たりを避ける意味で、次に本譜41手目で指した▲4九飛~▲6八金右と
組むのがこの場合の正しい囲い方と考えます。
順番として、▲5八金→▲4九飛→▲6八金右です。
但し、▲5八金の前か、▲6八金右を指すまでの間のどこかで
▲3七桂を指す必要はあります。
この戦型では▲7八金右とは指さずに、▲2五桂と仕掛けます。
チャンスがあれば、戦いの中で▲7八金右を指すイメージです。

穴熊の組み方として▲5八金がいいか、▲5九金がいいかは
実際はかなり微妙で、僅かな形の違いでも善し悪しが分かれるようです。
▲5九金~▲6九金右と囲う利点は▲5八金~▲6八金右と囲うより、
囲いの途中で戦いになった場合、横からの攻めに少し強いです。
また、場合により▲7八飛とする含みも残しています。
欠点は、5七の地点が薄くなります。
一長一短です。
一貫して覚えるなら▲5八金の方が無難と私は考えます。

本譜では相手の46手目の△6五桂が急ぎ過ぎで、代わりに△4五歩と手を戻されていたら
その後、△6五銀~銀交換の△6五桂の筋で5七の地点を狙われ、まずかったと思います。
△5八銀~飛交換は穴熊ペースの展開でした。
終盤は課題ですね。

もし本譜で▲4九飛▲6八金右型に組んでいたなら、
46手目の△6五桂には▲6六角で受かっています。

恐らく、定石本の知識がかえって邪魔をして頭の中で戦型の交通整理が
出来ていないと想像します。
定石本の手順は確かに参考にはなりますが、
ちょっとでも形が違えば実質意味はありません。
そこが難しいところなので、記述の意味を自分でしっかりと噛み砕いて
自分のものにしなければプラスにはなりません。
なんとなく形で覚えるのは危険です。
右四間穴熊に関しては、もう一度、戦型と指し手の整理を
頭の中できっちりする必要があると思います。
2012/11/09(金) 08:27:34 | URL | T #L95l6OL. [ 編集 ]
実におしかったですね。
79手目で7八金としていればいけるいさんの勝ちは動かなかったと思います。最後は5五桂で勝ちですが残念でした。2段桂が見えれば勝ちでしたね。本当に惜しかったと思います。もう少し寄せが強くなればおそらく御徒町でも参段でさせるのではないでしょうか?
2012/11/09(金) 12:27:13 | URL | たくちゃん #- [ 編集 ]
コメントありがとうございます。

>▲5九金ですが、ここでは組み方として少し疑問に感じます。
>おそらく、中川大輔著『すぐ勝てる!右四間飛車』の影響と推測します。
>その本では金は1段目をはわして組むのがいいと記述してあったのだと思いますが、

中川本には、「金は1段目を這わす」と書いてあったため、▲5九金としました。
しかしその理由は、相腰掛け銀の際、△6五銀から銀交換になり、
△5九銀の割り打ちを食らうからだと書かれています。
本譜は相腰掛け銀でないため、▲5八金の方がよかったようです。
激指の推奨手も▲5八金でした。
自分も指していて、5七の薄みが気になりました。


>恐らく、定石本の知識がかえって邪魔をして頭の中で戦型の交通整理が
>出来ていないと想像します。
>右四間穴熊に関しては、もう一度、戦型と指し手の整理を
>頭の中できっちりする必要があると思います。

戦形の交通整理、できていないですね。
右四間穴熊は、当面主力で使っていくので、整理したいところです。
いつも同じ形でなく、相手の形に応じて、こちらの形も変えなければならない(当たり前ですが)点は、
実戦を経て(ある意味負けて)覚えていかないとですね。
2012/11/10(土) 00:20:39 | URL | いけるい #- [ 編集 ]
たくちゃんさん、コメントありがとうございます。

>79手目で7八金としていればいけるいさんの勝ちは動かなかったと思います。

この対局後は、対局相手の方、観戦していた席主さんを交え感想戦を行いました。
「89手目に▲7八金打と指す手が、『私の勝ちですよ』と言う手」と指摘をいただきました。

89手目に▲7八金打(受けの手)でなく、▲7二角成(攻めの手)を指してしまったことは、
私の将棋感が誤っている、大きな問題だと感じます。
受けるべきところを受けない、伸び悩みの原因です。

▲7八金打という負けない手(=負けなければ、勝ち)ではなく、
▲7二角成という、詰ますか詰ませないかのギャンブルな手を指して、
詰ませられずに負けてしまったわけです。

攻めて勝つだけが将棋ではなく、受けて勝つのも将棋なのです。

この対局で痛感しました。収穫だったと思います。

2012/11/10(土) 00:27:30 | URL | いけるい #- [ 編集 ]
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック