自戦の検討と、将棋仲間との交遊録。twitterアカウントは、『@ike_rui』です。
千駄ヶ谷戦記
千駄ヶ谷の連盟道場を訪問した。
この日の連盟は、大内会、豊川塾、王将会と将棋教室が揃い踏みだった。

虎の子の連勝券(9勝2敗)を提出し、対局へ。

▲自分 1級×△相手 初段


戦型は、私の石田流銀冠に、相手の二枚銀。左桂の跳ね出しから駒がさばけ、勝ち

激指の棋譜解析結果は、下記の通り。
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▲自分 1級×△相手 2級


戦型は、相手の居飛穴に、私の三間飛車。拮抗していたが、78手目の▲3五桂が敗着で、負け

激指の棋譜解析結果は、下記の通り。
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これで戦績は10勝3敗となり、昇級戦線からは脱落となった。



その後、家人と月島の居酒屋『岸田屋』を訪問した。『美味しんぼ』1巻にも取り上げられた、名店だ。
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定番の肉豆腐。絶妙な甘辛具合で、美味。
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看板メニューの煮込み。和風シチューと言える濃厚な味わい。
岸田屋(月島)・大坂屋(門仲)・大はし(北千住)が、東京3大煮込みであるそうだ。
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コメント
コメント
昇級よりも大切なこと
棋譜の将棋についてコメントします。

1局目。

13手目の局面。

ところで、12月5日に載せた棋譜の対局を覚えているでしょうか?
本局と非常に良く似た形です。
そのときに二度と同じ失敗を繰り返さないような心づもりが頭の中で出来ていれば
次につながりますが、全く失敗を生かせてないと思いました。
▲7五歩ですが、次に相手が△6二銀ではなく△4四角ならどうするつもりだったのでしょうか?
対処変化は乱戦模様も含めいろいろあるでしょうが、自分の力で考えて頂きたいのであえて記載しません。
まあ致命的ではないにしろ、おそらくどう対処しても振り飛車が少し損な展開になったでしょう。
▲7五歩では、まだ▲3八銀とすべきでした。
それで、△8五歩とされれば7六飛型には出来ませんが、
そもそも▲2六歩を突いてから振り飛車にすること自体無理があるので仕方がありません。
その後、普通に銀冠に組ませてくれた相手に助けられた一局でした。

2局目。

50手目の局面。


ここまでは44手目に▲5七銀という2手損もありましたが、
相手の仕掛け自体が無理なので帳消しになってます。
▲8五桂は△7七角があるのでいかにも悪そうな手です。
普通に▲7二角~▲8二歩成りで優勢でしょう。


66手目の局面。

もう終盤戦ですが、△3五歩の対処次第では勝てそうな局面です。
相手の次の狙いの△3六歩には▲2五桂か、3七の桂を取らせるかしか勝てる対処はありません。
△3六歩に本譜で指した▲同金は100%損で、絶対に無い手と頭に叩き込む必要があります。
終盤では金が上ずるような手は守りが、弱体化していい手にはなりません。
終盤感覚の基礎です。
▲8一飛は先手でも何でもないので、私なら
① ▲4五歩
② ▲2五桂
のどちらかを指すと思います。
激指の推奨の▲6三飛は一目微妙な手で、△3二金ぐらいではっきりしない気がします。
何かのときに△3一香が固い手になりそうです。

①は馬を守りに利かした手です。
馬が守りに効けばかなり安全になります。
△3六歩なら▲2五桂です。さすがに△2四歩とはできないので。
②は先に△3六歩をかわした手です。
△3六歩にはやはり▲4五歩が無難でしょうか。
ここで△3四金のような手は形が乱れ、まずいい手にはなりません。
いろいろありそうですが、例えば▲3二歩~▲3三歩、▲3二銀のような手で
桂を取らしている間に寄せ切る感じで指せると思います。

昇級戦線から脱落とありますが、
目先の昇級や勝利よりも、実力をつけることの方が大事だと思います。
今の段階では勝敗ははっきり言って、どうでもいいと思います。
勝敗よりも内容を気にするべきです。
1局目などを見ていて特に感じますが、
負けた将棋のどこが悪かったかを分析して、次に二度と同じミスをしないような意識が
足りないと思います。

思うに、激指しに頼り過ぎで、自分の頭で何が悪いかをちゃんと考えられては
いないのではないでしょうか。
激指に最善手を検索させて、それでわかった気になって満足していませんか?

あと、苦手な戦法から逃げ続けている限り、進歩はありません。
居飛車穴熊をよく指すように、居飛車の将棋を指すなら、
相居飛車系の将棋は絶対に避けては通れません。
もし、相居飛車系を絶対に指したくないなら、居飛車は諦めるしかないでしょう。
相手が居飛車でも振り飛車でも、振り飛車を指すしかありません。

私も以前は、居飛車党ながら相居飛車系と角交換系は苦手という救いようのない状況でしたが、
それでもチャレンジするうちにそれなりに何とかなるものです。
負ける度に何が悪かったかを自分で考えて、次に繋げるようにしました。

今が本当の踏ん張りどきだと思いますので、
同じミスをしないことと、チャレンジすることを心掛けて、頑張って下さい。
2012/12/16(日) 12:35:29 | URL | T #L95l6OL. [ 編集 ]
ちょんまげ
 居飛車と見せて、▲2六歩と突き、振り飛車にする展開は、升田九段が偶に用いた、一種の陽動振り飛車で、▲2六歩型の美濃を「ちょんまげ美濃」などと呼んでいた。
 先ずは、二桁勝利を掛けた、石田流対二枚銀の将棋を観賞してゆこう。

 17手目。▲3八玉。安易。
 本局の序盤のポイントは、不定型の▲2六歩が局面にどんな影響を与えるかだ。平凡に、▲2八玉~▲3八銀と収まるのか、この歩を咎めに来るのか、現在は分らない。
 私は、先に▲3七銀と上がりたい。これは、△4四角に▲2七銀と歩損を避ける意味では無く、▲3八銀~▲3九玉と玉形を安定させるための一種の早囲いの意味だ。

 31手目。▲2七銀。普通の手。
 歩を取りに来られたのだから、▲2七銀と銀冠の常用手で守るのは当然だが、手筋としては、▲2五歩と伸ばすのも有る。
 どうしても、歩が欲しいと△3三桂なら、ここで歩を捨てるという感覚だ。1筋を詰められていると、△2五桂と歩を掠めた手と△4四角が端に絡んでくるが、本局は、歩を突き合っているので、そんなに心配は無い。
そう考えると、△4四角▲6八銀△2六角▲6七銀△4四角▲5六銀と1歩捨てて、手得で銀を戦線に送り込む手順もあるだろう。
 次に、▲4五銀と出る手が有り、角取り・歩取りの展開なら、不満は無い。流石に、▲4五銀を受けて、△3三桂では生ものの角桂が、露出しているので、▲6五歩と開戦して、ヤレるだろう。

 35手目。▲6七銀。普通の手≦やや危ない手。
 イケ麺子は、剛胆だ。私などは、▲2七銀としたら、▲3八金と指さなければ、落ち着かないが…。
 一応は、▲6八銀型は離れ駒のない位置なので、先に▲3八金と固めたいところ。
そして、▲6七銀を急いだ理由が、▲5六銀~▲4五銀だとしたら喝だ。この銀出で良くなったように見えても、自陣の「付け」は何れ払わなければ成らない程大きなものだから、後顧の憂いを無くしてから、勝ちに行くと言うスタンスが良いと考える。

 45手目。▲5六歩。普通の発想。
 中盤の難所に差しかかろうという局面。安易に、▲3七桂と跳ねずに、5筋で歩を持つ感覚は普通の手で、これでOKだ。

 55手目。▲5六同銀。甘い応手。
 有段真近なのだから、形で指してはいけ無い。金銀交換は、金が若干得だが、本局は、その金を与えても、相手の拠点を取り去る▲同金が勝る。
 以下、△同銀▲同銀の姿がよろしい。
次いで、△8六歩▲同角△3五歩を予想するが、▲6五歩△同歩(△3六歩は▲4五桂)▲4四歩と応酬して、簡単ではないが、後手の陣形が低いので、玉頭戦は、振り飛車が優位に運べると考える。

 58手目。△6五同歩。『敗着』は極論。
 こう手を戻すところかな…という感じもする。機械の指摘する。△4六歩は一瞬痛打に見えるが、▲5六金と躱されて、どう攻撃を続行する!?。
 △4七銀▲5六金△3八銀成▲同銀で耐えている。まぁ、これでも先手が勝つには、簡単ではなく、途中で△8六歩が入ったりするから手は広い。
して見ると、「金頭に手有り」の△4六歩は、急所には違い無い。

 59手目。▲5六飛。佳手。
 こう形よく取れて、振り飛車が優位に立った。有効打を見逃してあげると、形勢が不利になるのは、よくあることだ。△5四歩と謝らせたのが、有効打の証拠だ。

 65手目。▲5三銀。久々の長打という手。
 △6五銀以下、必然の進行(73手目・▲4三金)とすれば、▲7三桂成より遥かに筋が良い手。駒割も、飛車と金銀の交換で、今飛車角取りが掛かっているので、金気を1枚儲けている勘定だ。四歩以下、1歩を手にして、一番は働いている△4四角に迎いたい気がするのだ。

 77目。▲4三銀。「正解」とは、機械様のご託宣?。
 私なら、▲4三金と活用したい。通常この手の銀打ちは手厚い寄せだが、▲3二金△同玉▲4二飛と角のラインを生かした寄せが見えているので、1枚手持ちの方が良いし、寄せの拠点を清算する手ではない。
更に、この金が退くと▲7七飛の王手飛車のラインが拓けるのも魅力だ。

 結果として▲5三銀と放り込んだ寄せが秀逸で、形勢有利から、分り易い寄せが「そこに、在った」た。「駒は、中央に捌け」は、仲々痛快な格言でしょう!。
相手の方も、どこかで1回、△8六歩と突きをいれて、イケ麺子の気合を図る手があったのだろうが、△5六銀が単騎突入だったので、全軍躍動の振り飛車縫い軍配が上がった。

2012/12/16(日) 18:03:25 | URL | 暢 志忘 #- [ 編集 ]
厳しいコメントありがとうございます。


1局目について

やはり▲2六歩を突いてからの振り飛車には無理があり、
14手目に△4四角と指されていたら、2六の歩は助からない状況でした。

・不慣れな相居飛車を避け、慣れている対抗形で指したい
・石田流に組めるうちに、▲7五歩を突きたい
・こちらは一歩損するが、相手も△4四角・△2六角の2手損をする

と考えていましたが、結果的には銀冠に組め、序盤の▲2六歩はとがめられませんでした。


2局目について

ご指摘の通り、68手目の▲3六同金と、78手目の▲3五金が悪手で、負けになりました。
さかのぼれば、44手目に▲8三歩と叩いておくべきでした。

相手が採用した居飛穴は、勝ちやすい戦型で、終盤になる前に
どこかで優位点を築かなくてはなりませんでした。


居飛車の勉強をしなくてはとは思っていたものの、先送りにしていました。
年末は余裕があるので、相居飛車と対振り居飛車急戦の勉強も始めてみようと思います。
2012/12/17(月) 01:34:54 | URL | いけるい #- [ 編集 ]
出直し
 本局は、後手番という事で、作戦に制約を受けた格好となった。二局目の残念譜を見て行こう。

 31手目。△3一金。【局面展望】
 矢張り、▲1六歩と突いていない陣形には違和感を覚える。ここに、後手番の辛さが見られる。
 イビ穴側だが、手っ取り早く角を使うなら、△4二角だが、すると「△6二銀はどう使う」と言う問題にブチ当たる。
 この辺の掛け引というか、手の待ち方。即ち『後出しジャンケン』を、どちらが上手くやるかに、形勢は掛かっている。

 32手目。▲6五歩。急ぎ過ぎ。
 先に手を決めた嫌いがある。角道を開いて、大模様な展開だが、逆に△4五歩(直にというわけではないが)の角交換の狙いを与えている意味もあるので要注意だ。
 イビ穴の引き角を前提とすれば効いている手だが、四間飛車なら兎も角、三間飛車なので、この筋は危ないと考える。
 「後出し」なら、▲1六歩と待つところでは無いだろうか。そこで、△4二角なら今回は大人しく▲8八飛と利かされて置くのも一興と考えるし、そこで▲6五歩でも△8六歩以下の備えになっいていた。
 私の▲6五歩の局面で、一番指したかったのが▲7五歩で、△4二角なら▲5九角と受けながら、三間飛車を生かした石田流への転換を図れるのがその理由だ。
 しかし、▲7五歩には、△5三銀からこの歩を食べに来る手が嫌味だ。次の△4二角~△6四銀を防ぐには、結局▲6五歩と指さなければ成らないのでは本末転倒と成る。
 イケ麺子の感想で、「▲5九角もあった」というのは、或いはこの辺りを考えてのコメントなのかもしれないが、序盤の方向性を決める急所の局面であった。
 そういう事を考えて、私が▲1六歩を選択するのは、▲1五歩~▲3七桂を間に合わせて終盤勝負という感じを受けているからで、左翼では「弱し、弱し」と見せて、相手を呼び込んでおいて、端攻めで捲くるということだ。

 34手目。▲3七桂。疑問手。
 大ちゃんが、広いといった場所を狭くしてどうする。桂よりも先に手を付けるべきは、▲1六歩だろう。

 38手目。▲6六銀。意味は…?。
 勿論、△8六歩以下の仕掛けを許す悪手だが、▲6六銀と上がって何をしたかったか問いたい。ここは、並に▲1五歩と終盤に備えたかった。
 最初に指摘したとおり、このまま激戦に成れば△6二銀はお荷物になるのだ。また、コレを活用すると可也の手数を必要とするので、イケ麺子の指したい▲3七桂の手順も回ってくるだろうから、穴熊の方さ、深さ、遠さを、恐れる事は無いのだ。
 まして、相手が攻めて来るのは、焦土になってもよい左翼だが、こちらは穴熊直撃の端なのだから、ドチラの分がいいかは、言うまでも無いだろう。

 44目。▲5七銀。耳心の上塗り的悪手。
 確かに、▲8三歩の乾坤一擲しかなかった。▲5七銀は、大駒の斬り勘の善いイケ麺子、らしからぬ逡巡だった。

 47手目。△7三桂。緩手。
 ▲8五飛の飛車交換を嫌ったのだろうか。局面のバランスを保っての桂の活用だったのだろうか。それなら、穴熊らしく△5三銀だろう。

 60手目。▲6三馬。疑問手≦悪手。
 同じ銀獲りなら、序に香を拾う▲9一馬だ!!。その場合、後手に1歩あれば、△8二歩の犠打が有るが、この瞬間は歩切れだった。
 そして、▲6三馬で6筋の歩を切ってあげると、後に△6六歩の垂らしが嫌らしいので、指さずもがらだった。

 63手目。△8九飛。【局面展望】
 △4九馬の先手になっているので、イケ麺子が「やや苦戦」と考える。先の▲9一馬~▲7三馬のコースなら、後手を引いても「互角近い」で、いいだろが…。
 ただ、1手▲1六歩が指してあるので玉を上部に躱して、勝負出来るかと言う将棋だ。

 65手目。△3五歩。急所か…?。
 私なら、△6六歩と指したい。△3五歩も筋っポクはあるが、形勢有利なだけに、怖い場所でも有る。

 66手目。▲8一飛。単飛車。
 ここは、ちょっと困っている局面だろう。▲6三飛は何とも無筋な手で、普通に△4一香と入れられて損だろう。
 ▲2五桂は、△2四香がピッタリだから、▲4五歩で、あわよくば寄せ間違えの上部脱出という夢を見て、指すしかない気がした。

 78手目。▲3五桂。感触が悪い手。
 ▲2三桂狙いの意なのだろうか。それなら、△2四歩▲2三桂が手順と言うもので、仲々△2四歩と指さないから、▲3五桂でそれを催促したなら、1手と言わずとも0.何手かの損を強いられたと思う。
 否。それ以前に、△3九馬を喰らっては寄りなのだから、ここは▲4八銀左と鬼辛抱の局面ではなったのだろうか。
 機械のご託宣では、▲3一飛成~▲3五桂と宣わっているが、平凡に△2四歩と金を取られて△2七馬以下の詰めろ。
 その形で、穴熊が詰むかという局面だが、詰み無しと観る。

 以下、呆気なく散る。敗戦の遠因は、馬を活用出来なかったことか…。飛車交換をして『指させる』という大局観は、先ず先ずだったと考えるが…。

 将棋の上達は、当然ながら質と量だ。その意味で、24や天下一将棋会などの短時間将棋は、私としては上達の糧とは成り難いと考えている。
 だだ、手が浮かぶ(反射神経)とか、知識を得るという意味で、全く意味が無いとまでは言わないが…。
 コレにしても、本人の取り組み次第で、「こんな手があるのか」と感心して終わりなら、無意味だが、「自分でも試してみよう」とか、「この対策を考えよう」等、勉強に繋がるなら、何を遣っても有意義だ。

 将棋の質については、切れば血が出る真剣身という意味で、掛け将棋を推奨していたプロ棋士がいたくらいだから、イケ麺子が一局を本当に真剣に取り組む環境が『勝敗券』というなら、大いに拘るべし。
 この将棋は、負けられない。この勝負、勝つという気概を持って指すのと、負けても勝っても、楽しくという気持ちで臨むのでは、一局にかける想い入れが違う分、内容(将棋の質の意)も、伴って来る筈だ。
 
 私も、9勝1敗の勝敗券を出し切れずに、2枚も持っている。この券を出す刻の緊張感ばかりは、経験した者で無ければ、判らないのではないだろうか(トホホ…)。

2012/12/17(月) 17:48:09 | URL | 暢 志忘 #- [ 編集 ]
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